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沈丁花は、夏の梔子、秋の金木犀と共に、三大香木の一つに数えられるそうだ。 その香りは “…
白梅の、額にあたる部分の紅色は、花びらの清らかな白さをいっそう引き立てる。 梅暦という言…
花屋の店先で、クリスマスの花はどんなものがあるだろう、と眺めていた時に、ポインセチアやヒ…
千日紅は、百日紅よりも長く咲きつづけ、ドライフラワーにしても花の色が褪せることがないこと…
百日草は、夏から秋までの百日という長い間咲き続けるため、この和名がついたという。 英名は…
芙蓉の花は、朝に咲き夕方にはしぼむ一日花。 芙蓉は、儚く美しい人にたとえられ「芙蓉の顔」…
薄く繊細な紙で形作られたような ひなげしの花びらを見ていたら 昔、一面にひなげしが咲く丘へ 行ったことを思い出した 赤紅、朱色、黄色、白、色とりどりの ひなげしたちが光に透け 海風に吹かれながら 少し頼りなげに揺れていた ひなげしを摘んでもいいよと言われて 夢中で、たくさん摘んだのに そのあと花束をどうしたのか、記憶にない あれは、夢だったのかーー いや、私は確かにその花を手にしたはずだ 冥王ハーデスに娘ペルセポネを連れ去られ、嘆き悲しむ豊穣の女神デメテルを慰めるため
切り花の少ない冬に、花屋で目を惹くのが、彩りも鮮やかなアネモネだ。 アネモネはギリシャ語…
雪の雫と言われる白く小さき花、スノードロップ。 和名の待雪草は、雪解けを待ちながら、寒さ…
洋蘭の女王と言われるカトレアは 冬咲きもあり、真冬にも花開く 一輪でも艶やかでゴージャス …
以前住んでいた家の近くには小高い丘があり、そこには百年以上前に作られたという廃墟の残骸の…
私が野葡萄を知ったのは、ほんの数年前の一時帰国の時で、山の方へ小旅行した時に野原で初めて…
桔梗は、夏の間から咲いているけれど、秋の七草の一つで季語は初秋。 家紋にもなっており、そ…
海沿いに自生するハマナスは、この国では夏になるとよく見かける花だ。 バラに似た、目が覚めるような紅紫色(マゼンダ色)の花は、晴れ渡った夏空と青い海にとても映える。 鮮やかに咲くハマナスを見ると思わず摘んでみたくなるが、その茎には沢山の棘があり、うっかり触れると指を刺す。 秋になるとハマナスは赤い実をつけ、ローズヒップと呼ばれるその実は、ジャムや甘酸っぱいハーブティーとして飲まれている。 寒冷地に咲くハマナスの日本での南限は、春馬くんの故郷・茨城だということを知った。