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初めての8P折り本

まずは告知から失礼します。
10/19に兵庫県西宮市・ポラン堂古書店にて開催された「簡単ハロウィン折本を作ろう。」との連動イベントで、ハロウィンをお題にしたネットプリント折り本企画「#私のハロウィン折本」に参加させていただきました。

あるハロウィンの日、文化祭で仮装をしたKの前に現れた、友人のTの姿は……?最後まで読むと、表紙の「K」と「T」の形にも気付くはず。
そんな、少し不思議な小説です。


折り本を作るまで……

はじめに

これまでの同人活動を振り返ってみると、リアルイベントでの無配ペーパーやネットプリント企画でペーパーを作ったことはあったけれど、折り本は初めてだった。
折角なので、折り本を作るまでの流れをまとめてみた。
私の作り方はあくまで一例で、他にも折り本について紹介している記事はあるので、自分にあった作り方を見つけてほしい。


どんな折り本を作る?

まず折り本について調べてみると、よく見かける8ページ折り本や、16ページ折り本の他に、二つ折りの4ページ折り本、上下でページが分かれたマルチエンド折本というものもあった。
今回私が作ったのは、A4サイズからA7サイズになる8ページ折り本だ。

ツール

文庫ページメーカーをはじめ、様々な面でお世話になっているSS名刺メーカーの8P折り本ツールや、フリーソフトの折り本エディタ Otteeなど色々なツールがある中で、折本制作支援ツール orieを使用した。

テキストデータを流し込んで、印刷で潰れそうな漢字や改行の位置を調整する。
面付けイメージだけではなくて製本イメージも見れるので、プレビュー画面を参考にしつつ、行間やフォントを変えた数パターンをPDF形式で保存。
なんとなく敬遠していた面付けも、ツールのおかげで悩まずに済んだ。

それからコンビニで印刷して、実際に見比べて微調整をすること数回……
BIZ UD明朝9pt、26字×9行、行間1.9mm、表紙・裏表紙(奥付)2ページ、本文6ページ、文字数1010字に決まった。
組版はお好みで。

しっぽり明朝を選べるのも嬉しい。ZENオールド明朝も文体の雰囲気に合ってたから、次はBIZ UD明朝以外のフォントも使ってみたい。

表紙

表紙・裏表紙と記事の冒頭に載せた告知画像は、フリーペイントツールのFireAlpacaで作った。
psd形式のテンプレートに画像を合わせたり、ちょっとした編集ならFireAlpacaで済ませてしまう。

絵が描けない文字書きなので、デザインはシルエットデザインを多用している。
写真加工や文字を弄りたい時はPhotoshopやillustratorを使ったり、pixivの表紙画像やお品書きはcanvaで作ることもある。
表紙画像を用意しなくても、自宅やキンコーズなどでカラー用紙に印刷するのも面白そう。

たとえばこんな感じに文字だけでも。

ネットプリントの場合は

今回はネットプリント企画なので、セブンイレブンのネットプリントと、ファミマ・ローソンなどで印刷できるネットワークプリントサービスの二つに登録した。
ネットワークプリントサービスには、シェア用ユーザー番号というものがあり、個人のユーザー番号とは別に公開用のユーザー番号が持てるので、使い分けできるのは便利だった。

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