樹に会う:木肌の、そんな見方も、あったのですね。/あの日、天然水の森で。
森を訪ねて、樹々の肌をあれこれ見ているだけでも、けっこう楽しめます。
で、↓は、エノキ(榎・ニレ科)です。
んー、まあ、一般的には、とりたてて美しいとか、特徴的でほれぼれするとか、そういう類いのものではないとは思うのですが、今回、エノキをご紹介するのには、理由があります。
晩春の頃、この樹の表面を、なめるように見つめる方々が、いらっしゃるからです。
↓こちらも、エノキ。
よく見ると、なにか、いますね。ほら、写真の真ん中あたりに、くねっとしたものが。
樹皮の色と同化して、上手に隠れていますが、なにを隠しましょう、これこそは、日本の国蝶として名高い、“オオムラサキ”の幼虫なのだそうです。
いやぁ、そうと知った上で意識して見ない限り、まずは見えてきません。見つけられません。
今回は、昆虫をこよなく愛する方々の木と木肌の見方を、驚き&感心とともに、お知らせしました。
2014.5.1|サントリー天然水の森