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アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんのお話し
こんにちは、moricoです☺
アンパンマンの生みの親やなせたかしさんのお話しが、息子の教科書に載っていました。なんとなくパラパラとめくっていたら目にとまり、なんとなく読み始めると止まらなくなりました。
こんなにも愛されるアンパンマンを生み出されたやなせたかしさんてどんな方なんだろう、と興味本位で読み進めていくとものすごく苦労されていることがわかりました。今の時代では考えられない辛い経験をされたことがバックグラウンドとなり、ご自分の信念を絵や物語をとおして描いてこらて、その一つがアンパンマンだったんだな、と思いアンパンマンがとても深いものに感じました。
アンパンマンの作者 やなせたかし
なせたかしさんは、1919年に東京で生まれ、2013年の94歳の時にお亡くなりになられています。
両親と2歳年下の弟との4人家族でしたが、やなせたかしさんが5歳の時にお父さんが病死され、弟と2人でおじさん夫婦のもとに引き取られることなりました。
お母さんと離れ離れになって、きっとさみしかったでしょうね。5歳なんてまだまだ母親恋しい年齢なのに。お母さんもきっと胸を引き裂かれるような思いだったのではないでしょうか。かわいい盛りの子供たちと離れて暮らすなんて、自分がもしそうなったら、と想像しただけで涙がでそうでした。💦
そんなやなせたかしさんのさみしさを救ったのは絵を描くことだったそうです。夢中になって絵を描くことで将来漫画家になりたいという夢を抱くようになっていきました。
徴兵されて中国の戦場へ
美術の勉強をするために上京し学校へ入学、卒業。デザイナーとして会社に就職するも1年で徴兵されてしまいます。
やがて敗戦をむかえ4年半ぶりに日本に帰ってきたら、弟が戦死したことを知り、悲しみの中で考えたそうです。
「なぜ弟は死に、僕は生き残ったのだろう。」
「いったい君は何をしたかったのだろう。君の代わりにやるとすれば、ぼくは何をすればいいのだろう。」
この時に、「正義とはなんだろう」という問いが離れなくなったそうです。
私はここでアンパンマンマーチの歌が連想されました。アンパンマンマーチはご存じの方も多いのではないでしょうか。よく聞くととても深い意味がこめられていてますよね。
♪そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷がいたんでも
改めてアンパンマンマーチの歌詞を見てみたのですが、やっぱりグッと胸にささるようなものがありました。
漫画家としてデビュー
世の中が少し落ち着くと、高知県の新聞社で働くようになりましたが、漫画家になりたい夢がよみがえってきたそうです。
思い切って上京し、デザインの仕事をしながら作品を送り続けていたといいます。
そしてようやく漫画家としてデビューすることができたのは、34歳の時でした。しかし、なかなかヒット作がでない。「ぼくには漫画の才能がないのかもしれない」と自信をなくしかけたことがあったそうです。
やはり多くの人は最初から芽を出すのは難しいんですね。漫画家になれたという夢がかなっても、それで食べていけるようになるまでには、その人の努力が必要ですね。
アンパンマン誕生
54歳の時に絵本を出版。これがアンパンマンです。
アンパンマンはこれまでのヒーローとは違い、顔が濡れただけで力を失い、かっこいい武器も持っていません。でも、困った人や傷ついた人がいると、真っ先にかけつける。
そして自分の顔を食べさせることで元気を与える。それはやなせたかしさんが戦争の辛い経験をもとに、正義や命について考えぬいた末に生み出した主人公だったのです。
けれでも、最初は大人たちからの評判は悪かったそうです。顔を食べさせるなんて残酷だ。というものです。
しかし、人気がなくてもアンパンマンを描き続けたそうです。
それがやがて幼稚園や保育園の先生から「子供たちはアンパンマンが大好きです。」「ぼろぼろになるまで絵本を読んでいます。」と、声をかけられることが増えていきました。
いつの間にかアンパンマンは子供たちの間で人気となり、テレビアニメ化され、幅広い世代から愛されるキャラクターとなっていきました。
いくつになってもスタートできるんだ
長くなりましたが、ここで私が感じたことは、いくつになってもスタートできるんだ。ということです。
やなせたかしさんが漫画家デビューしたのは34歳。アンパンマンが出版されたのは54歳。どの節目も決して若いという年齢ではありませんよね。(私からしたら34歳は若いですが ^^;)
そして、あきらめないことが大事なんだと改めて感じました。
決してあきらめずに自分の信念を持って、続けること。続けていくうちに共感してくれる人が現れ、そういった人たちが少しずつ増えていく。
少しずつでいいから、自分がしている事に共感してくれる人が増えてほしい。そう思いました。
今はいろいろ人生迷いに迷って、まだまだ模索中ですが💦
それでも、「自分はこの道を行くんだ」という気持ちを持ち続けて、いつかは行きたかったところに辿りつきたいと思います。
長々とお読みいただきありがとうございます。
それではまた~♪