【スパロボ】シリーズファン目線で見るスパロボ30新情報まとめ【10月28日発売】
https://srw30-thirty.suparobo.jp/
スパロボ最新作・スーパーロボット大戦30の発売日が10月28日に決定! 最新PVも公開されたので、その内容を順番におさらいしていこう! 単なる情報まとめなら大手ゲームメディアもやってることなので、ここではシリーズファンならではの目線で新情報をしゃぶっていきたい。
このPVが公開された鋼の超感謝祭では寺田Pによる情報公開も別途行われていた。しかしアーカイブが見れないので筆者の記憶だけが頼りになる。正直もうだいぶあやふやなので正確性は勘弁していただきたい。
1.参戦作品
参戦作品の一覧は公式サイトに載っている。完全新規参戦作品と機体のみ参戦(原作再現ストーリーがない作品。いるだけ参戦)にはわかりやすくマークがついているぞ。
最初に言っておくと、筆者はほとんどの作品を見たことがない。「それで楽しめるの?」って言われるかもしれないが、むしろ「スパロボをやることで、今まで知らなかったロボットを知れる」ってことに大きなアドバンテージを感じている。雑誌しかり、コンピレーションアルバムしかり、こういう雑多な集まりのなかで好きになれる作品を見つけられると、どんどん自分の世界が広がっていく。「知らない作品が多いから」と敬遠してる人にこそスパロボをプレイしてほしい。
話が横に逸れまくったが、この中から注目のタイトルをピックアップしていくぞ。
超電磁ロボ コン・バトラーVは家庭用ではスパロボL(DS)ぶりの参戦。5人乗りの合体スーパーロボットという、昨今のゲームシステム的に強い要素しかない機体なので大活躍してくれるだろう。分離形態は・・・今回もないだろうな。
初報で公開されてたから、兄弟作品であるボルテスVも同時参戦かと予想していたがこちらは今回お休み。超カッコいいロボットだけに残念だ。代わりに別に「V」が出てるけど!
気になるのは、PV内で攻撃を受けていたのがブロッケン伯爵(マジンガーの敵)だということ。スパロボPVでは「原作再現されている作品は原作敵を攻撃している」というお約束があったが、今回はそうでもないのだろうか。
機動戦士ガンダム(初代ガンダム)はまさかの参戦。機体のみ参戦だが、これも30周年のなせるわざか。公開された戦闘アニメは鉄人28号系列のトロみのある動き。シリーズファンだからわかるが、このタイプの戦闘アニメはマジで出来が良い。最強技に来るであろうラストシューティングの演出に期待!
敵としてズゴッグも登場。こんな旧式の機体で自軍のヤベー面子の相手をさせられるパイロットがかわいそう。
Zガンダムと逆襲のシャアはまあいつメンって感じ。ただ寺田Pによれば「グラサンの人は裏切らない」らしいので、存分にクワトロに育成ポイントを投入できるぞ。
Z-MSV・M-MSVについては詳しくないが、雑誌などの企画で生まれたモビルスーツのバリエーションっぽい。「こんなモビルスーツ本編にいたっけ」となったらだいたいここ出身だったりする。PVではクワトロがフルアーマー百式改に乗っている。
奥から手前に向かって攻撃する動きはスパロボZの百式みがあっていい!
そして今回一番嬉しかったVガンダム! スパロボD以来の参戦なので実に18年ぶり。あんまりも参戦しなさすぎて「終わりのないディフェンス」とOP曲に引っかけた揶揄をされていたが、ようやく日の目を見る形になった。今の戦闘アニメの水準で描かれる光の翼に今からワクワクしっぱなしだ。
パイロットは主人公のウッソの他、ある意味有名なシュラク隊からジュンコさんもPVに登場。今のスパロボだと他の隊員はジュンコさんの召喚武器として、戦闘アニメにだけ登場することになりそう。原作よりもマイルドな展開になることが多いスパロボで、果たしてシュラク隊は何人が生き残れるのか・・・ここにも要注目だ。またカテジナ、ファラ、ルペ・シノといった強烈すぎる敵女キャラの登場にも期待が高まる。
カットインの入れ方がもうVガン。戦闘アニメにも期待できそうだ。
2018年に公開されたガンダムNTもついに家庭用に参戦。映画未見なのでいきなり現れたごっついガンダムに度肝を抜かれた。ガンダムSEEDのミーティアのような追加装備なのかな? 戦闘アニメの出来もすごく良さそうだ。
重戦機エルガイムも久しぶりに参戦。筆者が初めてやったスパロボ(第四次S)にいたが、それ以来(個人的には)ご無沙汰だった。今のクオリティで描かれる戦闘アニメには感慨深いものがある。
脚部が開いてスラスター点火からの大ジャンプ。こんな細かい描写も今の作品ならでは。
勇者警察ジェイデッカーは・・・ごめん名前しか知らない! 戦闘アニメはマイトガインの系列っぽいな。カットイン演出のクオリティが高いはずなので原作が好きな人は期待してていいかも。
勇者王ガオガイガーFINALは前作Tにいた無印ガオガイガーからの流れかと思わせて、まさかの機体だけ参戦。そして本命は覇界王~ガオガイガー対ベターマン~という、初報から仕掛けられた粋なミスリードが驚きを大きくしてくれた。護と戒道がでっかくなってんじゃん!? このふたりが乗るガオガイガー(絶対強い)と凱のジェネシックガオガイガー(間違いなく強い)の揃い踏みは胸が熱くなるな。
でっかくなったなあ護。絶対SP回復持ってるよ。
またジェネシックガオガイガーといえば、スパロボWの狂ったクオリティの戦闘アニメが印象深い。特に最強技のゴルディオンクラッシャーは気の触れたレベルの戦闘演出だったので、ぜひあれを超えるアニメを期待したいところ。
ゴードギアス 復活のルルーシュも家庭用初参戦だ。PVではスザクとカレンの二大パイロットが登場。これも未見なのでルルーシュがどんな機体に乗るのか、そもそも戦うのかも知らないが、知らないからこそ楽しみだ。ルルーシュと言えば、従来のシリーズでは広範囲高威力のMAP兵器と仲間のステータスを上げる戦術指揮が大きな特徴だったが、そこらへんどうなってるのかな。
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日はいつメン枠。約束されし高火力で安定したダメージを出してくれるはず。発表イベントでは神谷明さんがゲストで呼ばれていたが、テレビアニメ版ゲッターロボは不参戦と相成った。
劇場版 マジンガーZ/INFINITYは前作からの続投・・・と見せかけて、ついでにマジンカイザーINFINITISMが機体だけ参戦。前作でも単体最強攻撃力を誇ったマジンガーがさらに強化? やばくない? いいぞどんどんやれ。
イチナナ式が前作になかったブレストファイヤーを撃っているのも見逃せない点。これはグレートマジンガーにもグレートブースター追加が来るな! みなまで言うなって感じだ。
魔法騎士レイアースも前作からの続投。超クオリティの人物カットインが圧巻だった同作品だが、いかんせん機体性能が微妙だったのを覚えている。強いは強いが超強いってほどでもない主人公機。脇を固める二人は二軍に毛が生えたくらいの実力・・・。今作では何らかの強化がほしいところ。
ガン×ソードもTからの続投組。特筆すべきはダン(主人公機)のトドメ演出復活! これは素直に嬉しい。前作では戦闘アニメも機体性能も強烈だったので、今作でも大暴れしてくれそうだ。
なぜかTでは不採用だったトドメ演出。やっぱガンソと言えばこれ。
銀河機攻隊マジェスティックプリンス、見たことないんだけど戦闘アニメのクオリティすごすぎない!? めちゃくちゃカッコいいので今から使いたくてしょうがない。作品紹介を見た感じ、5人のチームものらしいので合体攻撃の存在などが期待できる反面、おそらく単機出撃の今作においては出撃枠の問題に悩まされそうだ。
ナイツ&マジック、唯一名前も全く知らなかったんだけどいなろう小説出身の作品らしい。ジャンルもなろうの主流である異世界転生モノらしいので、実質ダンバインみたいなもんだな! 主人公がロボオタクとのことなのでスパロボOGのリュウセイと話が合いそうだが、DLCキャラも会話イベントに参加するんだろうか?
そしておそらく今回のサプライズ枠がSSSS.GRIDMAN! 俺でも名前を知ってる大人気作だ。「謎の巨人と一体化して怪獣と戦う」って、ロボットアニメじゃねーじゃねーかって声が聞こえてきそうだが、まあスパロボではいつものことだ。戦闘アニメがどう見ても高クオリティ組なので、気合の入った演出が拝めそう。
そして早くも発表されたオリジナル枠。まさかのというか、やっぱりというかヒュッケバインが登場! 色々バリエーションのある機体だけに、気は早いが後継機が気になる。ところでスパロボオリジナルロボの両翼とも言えるグルンガストはどこ・・・?
第二次OGに出てきたアッシュ(超カッコいい)を想起させるデザイン。型番PT-XXX。バイザー代わりのXXX。左肩の数字と、どこまでも30推しだ。
ライバル機体のデザインはかの大張正己。名前からしてバリバリにバリってる。下半身がぶっといのが超カッコいい。
主人公キャラも男デザインが河野さち子、女デザインが糸井美帆と隙のない30周年布陣。CVはスパロボ関係の作品でデビューし、スパロボαでも主人公を演じている杉田智和。そしてその杉田とスパロボラジオで共演している相沢舞。それと今回初の試みとなる主人公専用ボーカル曲の歌い手が同じくラジオで共演している遠藤正明。なんならライバルキャラのCVに中村悠一と、コメントでも「杉田包囲網」と言われたメンツになっている。
スパロボから羽ばたいた役者が30周年記念作品でまた主人公を演じるって構図は、かなり感慨深いものがあるな。
「やり方は身体に染みついてる」ってヒュッケバインに乗ったCV杉田に言われたら、シリーズファンは「そりゃそうだよな!」ってならざるを得ない。
2.システム所感
・タクティカルエリアセレクト
ようするにシナリオを好きな順で攻略してねってシステムみたいだ。自分の好きなロボットに早く会いたいユーザーには朗報だろう。古のユーザーなら「スパロボIMPACTにあったやつじゃん!」となるやつだが、今回ではいわゆる「稼ぎ」用のマップがあることが発表されている。
個人的にZシリーズ以降のスパロボは、スキルビルドを含めた「キャラ(ロボット)カスタマイズ」が一番楽しい要素だと思っている。改造資金が必要なカスタムボーナスやキャラの撃墜数によって開放されるエースボーナスの獲得で使い勝手が一変するユニットが多数いるなか、このような「稼ぎ」がやりやすくなるのは大歓迎だ。
・AUTOバトル
以前から寺田Pが実装したがってたAUTOバトルがついに家庭用初搭載だ。 説明文にもあるように、タクティカルエリアでの稼ぎ用マップで使うのが本来想定された使い途だろう。個別設定できるらしいので、例えば弱い敵群に向かわせた別働隊など、操作するまでもないユニットたちに適用すれば楽ができそうだ。
・その他
ここではPVからサムネを切り出して、気になったところを確認していく。
注目すべきは左下だ。「戦力値」・「CREDIT」・「PP」・「MxP」といった文字が並んでいる。
「戦力値」はおそらく自軍の戦力を数値化したものだろう。右のミッション説明に「推定戦力値」という値があるが、おそらくこれがRPGの「推奨レベル」のような基準となるのだろう。ミッションを選ぶ際の参考にできそうだ。
下3つは自軍のリソースのようだ。「CREDIT」は従来の資金だろう。ユニットの改造に使うリソースだ。「PP」は以前のシリーズにあった「パイロットポイント」だろうか。パイロットが特殊スキルを養成するためのリソースだった。その下の「MxP」は完全に不明。ただ直近のVXT三部作では、パイロット養成と強化パーツ購入に充てるリソースが「TacP」として一元化されていた。それが今作では「PP」と「MxP」として再び分割されたのかもしれない。これについては続報に期待したい。
画面に映るユニットがいずれも単機だ。今作でも複数編成での出撃はできないのかもしれないが、今の段階ではまだわからない。
「MODE:NOMAL」とあるので、今回も難易度選択(変動)は健在だろう。
見慣れないのが左上のゲージ。上述の戦力値と残り機体数が表示されているので、これは戦況を可視化したゲージだと思われる。「どうせマップに入ったらクリアするまで戦うんだからいらなくない?」と思うが、おそらくAUTOバトルと併用して使うものなのかもしれない。戦況がこっち優勢ならAUTOの使い時。逆に敵の増援などでゲージが逆転されたら、手動で本腰を入れて戦う、という風に使い分けの指標になりそうだ。
3.終わりに。DLCと限定版関連がわかりにくくない?
さて、ここまであることないことしゃぶってる時点で、筆者はもうスパロボ30を購入することが決定しているわけだが、ここで大きな壁がひとつある。
「限定版とかDLCとか多すぎて、結局どれをどう買えばいいんだろう」
って悩みだ。
生放送では寺田Pでさえきちんと把握しきれていなかった今回の商法。さすがに複雑なのを自覚しているのか、公式サイトにも「SPEC」の欄で一覧が公開されている。
https://srw30-thirty.suparobo.jp/spec/
うん。わかりにくい。
個人的に大事そうな点をまとめると、
①パッケージの限定版はひとつだけ。ヒュッケ30のフィギュア(あとデジタルサントラ)が欲しい人は絶対にこれ。でもDLCはどれも未収録。別途購入が必要。
②ダウンロード版の限定版は2つ。差はゲーム内で歌つきBGMを流せる「プレミアムサウンド&データパック」がついているかいないか。
③全部入りはいらないって人は、パッケージorダウンロード版でゲーム本編のみを購入。あとはDLCで、ゲーム内で歌つきBGMを流せる「プレミアムサウンド&データパック」、使える機体が増える「シーズンパス」、遊べるミッションが増える「ボーナスミッションパック」の3つから適宜選んで購入。
俺はとりあえずゲーム内でボーカル曲を流したいから、Switchパッケージ版本編(9460円)+DLCの「プレミアムサウンド&データパック」(4400円)を購入予定。よっぽど面白かったら「シーズンパス」(4400円)と「ボーナスミッションパック」(1650円)も購入視野だな。
あれ、値段高くない?
それではこの記事はここまで。全部でも一部でも読んでくれた人、本当にありがとう。スパロボ30、楽しみだ。
(森本市夫)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?