公民館職員に必要な3K
『公民館の職員って何してんの?』って思うことあるでしょう。
その業務内容は多岐にわたり、講座の企画と開催、部屋の貸出、使用料の徴収、利用団体の活動支援、館の管理全般(修繕や備品管理など)、調査の回答、公民館運営審議会などの事務局、地域住民からの相談事請負いなどなど。
企画系もやれば総務系もやる。公民館って小さな役所みたいなもんで、役所の総合的な部分を学ぶにはちょうどよかったりもします。
今回はそんな公民館職員に必要な3Kについて触れてみたいと思います。
なお、3Kは私が勝手に決めました(笑)
交流すること
初めに一番重要なことです。
誰と交流してコミュニケーションをとるか?それは公民館利用者や地域住民とです。
これなくして公民館での仕事は成り立ちません。
公民館は「小さな役所」みたいなもので、最も地域住民に近い公共施設でもあります。
地域住民の顔が最も見え、地域の有り様が最も見えるところなのです。
地域が見えるということは地域課題も見えるということ。
公民館は地域課題に即した学びの機会をつくっていくことが重要であり、その解決を目指していかなければなりません。
でも、いきなり地域課題ってわかりますか?あなたがその地域に住んでいればご存知だと思います。
ただ、わからない部分もあるはず。その地域に住んでいない方であれば尚更でしょう。
そんな地域課題をどうやって把握すればいいのでしょう?
それは住民や利用者とコミュニケーションをとること。
他愛ないコミュニケーションをとることで、人間関係が深まり、相手は心を開いて生活や地域の悩み事を吐露してくれることがあるでしょう。
その悩み事から「じゃあどうしていこうか?」と学びと実践が始まっていくのです。
逆に住民や利用者とコミュニケーションをとらない職員は自分本位な仕事しかできず、結局何も生み出せない職員となっていくのです。
当たり前ですが職員間のコミュニケーションも大切ですよ。
行動すること
住民や利用者と交流したら、あとは行動を起こすのみです。
どうやったら学びとなり、住民の生活が向上するのだろうかと考え、行動することが大切です。
誰かが公民館を訪れてくれたら「どうしましたか?」と声をかけ、自ら率先して地域に出て地域を知り、地域をより良くするための学びを起こすことです。
そこで学んだ住民は新しいことに気付いたり、見直すきっかけになったり、活動の幅が広がったり、新たな活動が生まれたりします。
公民館職員が行動を起こすかどうかで地域の未来が変わる、と言っても過言ではありません。
叶えるよう努めること
公民館では多様な団体が活動しています。
卓球や太極拳、書道、手芸、料理、音楽、自然環境保護、まちづくりなどなど…。
利用者とコミュニケーションを深めていくと、利用者から「実は今こんなことで困っててね…」と相談を持ち掛けられることがあります。
地域住民とコミュニケーションを深めていくと、「実はこんなことをしてみたいなって思うんだけど…」といった相談もあります。
こういった相談事は公民館だけで解決することは難しいかもしれません。
でも大切なのは一緒に解決に向けて伴走すること。叶えるよう努めること。
この努力がないと「あの人に相談しても何も動いてくれない」「腰が重い職員だ」と断じられてしまいます。
実際に叶うかどうかは置いといて、まずは叶うように動いて努めてみませんか?