「あおはたや」でいこう
「惜しからず 物蓄えず欲しがらず 着のみ着のまま これが極楽」[1]
一休禅師は、
持たないことがいい と
物をもち、蓄えるから 苦しみにつながる
物を持たず、そのままでいることが 楽につながる
と。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候、死ぬる時節には死ぬるがよく候
是はこれ 災難をのがるる妙法にて候」[1]
良寛和尚は、
逃れられないものであれば、それを受け入れなさい と
受け入れることが 難を逃れる妙法だという
どちらの境地にもたどり着くのは難しいけど、
出来るだけ 簡素に 必要最低限のもので暮らす
一喜一憂しないで、あせらず おこらず はんのうせず たんたんとやる(あおはたや)
ように心がけている
[1] 正法眼蔵を読む 公方俊良 著