Podcastの配信を始めたら、仲良しなひとが増えた #でこぽんFM
一年の計は元旦にあり。この記事を読んでいる方の中にも「今年はこれをやるぞ」と決意表明をした経験がある方も多いのではないだろうか。
わたしもご多分に漏れず、割とそういうことをやりがちなタイプ。でも、その決意を書いたノートを見失って、なかったことにするのも得意だ。
そんな私でも、今年は「目標に掲げたことをやった」と言い切れるものが1つある。
それは、Podcastの配信者になったことだー!! 正確な年始の目標は、新しい創作を始める、を掲げていた。
その名も「でこぽんFM」。友だちとやっている雑談Podcastだ。
Spotifyをはじめ、Amazon Music、Apple Podcasts、Google Podcastsなど、いろんなサービスに配信中。
この記事には、自分の声でしゃべった話を人様に聴いていただくなんて?! と思っていたわたしが、なぜやることにして、どんなことが起きたのかを記録しました。
※思いの丈をこめたら、6,000字を超えてしまったので、目次からのワープ推奨です。
※ noteのみんな Advent Calendar 2022の4日目の記事です。
なぜやることにしたのか
Podcastが好きだった
新しい表現や発信活動に挑戦して、クリエイターの気持ちを体感したかった
育休中で極端にひとと話す機会がなくなった
基本的に在宅勤務となって、交流機会が減ってしまった会社のみんなに自分の人となりを伝えたかった
わたしが働いているnoteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げる会社。自分もクリエイターの1人として、何か新しいことに挑戦してみたいと思ったのだ。
note社の社員は、自分でも創作を楽しんでいるひとがたくさんいる。
noteを書くことはもちろん、楽器を習ったり、最高のレシピを追求したり、将棋やポーカーやポケカの大会に出たり、本気でスポーツに打ち込んでいたり、YouTuberをしていたり、本を執筆したり、挙げきれないくらい多彩だ。
また、わたしが昨年末に第三子を出産して、久しぶりに仕事から離れた暮らしを送っていたことも影響している。
子どもを抱っこして家事をする生活に、耳だけで成立するラジオやPodcastはうってつけだった。ものすごい量を聴いていたと思う。
配信者の話し声を聴いてると、一方的にそのひとの友だちのような気持ちになる。思わず話しかけたくなるのだ。聴きながら、わたしも誰かとおしゃべりしたい! そんな気持ちが高まっていった。
どんなふうに始まったのか
さかのぼること3月3日。
その日は、わたしの大好きなPodcast・ゆとりっ娘たちのたわごと(通称:ゆとたわ)が登壇するnoteのイベントがあった。
当時育休中だった私は、ただのファンとして配信会場へ行きたいと同僚に伝えて、子供達を夫に託して駆けつけた。
そのイベントの終了後、実はPodcastを始めたいと思っている。相方は誰がいいんだろう?と考えて話していたら「声の質が違う」「話していて楽しい」「普段そこまで話さない」ひとが良い=青柳さん(でこぽんFMの相方、のんちゃん)がいいのでは? とアドバイスを受けた。
のんちゃんとの関係性を考えると
👭 新卒ではいった会社の同期
🍻 年に1回、飲んだり飲まなかったりする
🏢 わたしのリファラルでnoteへ入社してふたたび同僚になったものの、在宅勤務(かつのんちゃんは入社当時、福岡在住)でほぼ絡みがない
と、条件にぴったりだった。灯台下暗し!
思い立ったら、即行動! その夜、早速打診したら即OKが出た。
夜中に突如妙な提案をしてきた友人に対して、なにも聞かずに「いいよー!」って返すのんちゃん。すごくね?
すばやく試す! フッ軽は大事。そんな始まり方。
Podcast配信ってどうやって始めるの
名前を決める
アイコンのデザインを考える
配信プラットフォームを決める
SNSやnoteのアカウントを開設する
収録方法を学ぶ
編集方法を学ぶ
収録して編集して配信する
ざっくり書くだけでもやることがたくさんあるんだけど、その辺りは先人(ドングリFMの鳴海さん、やいやいラジオのりっちゃ)が丁寧に解説してくれているので、ぜひ読んだり聴いたりしてみてほしい。
わたしはとにかく技術に疎くて、たくさんのサポートを受けながらやったから、説明できる自信がない。
しいてこの記事で説明するのであれば「1. 名前を決める」「2. アイコンのデザインを考える」。
1. 名前を決める
いろいろ案を出したなかで「でこぽんFM」に落ち着いたのは、深い意味が込められていなくて、口に出しやすいこと。
※特にわたしたちの場合は、なにかに特化していたり、学べる内容だったりではなく、雑談Podcastを志向していたので。
👇のんちゃんからの「恥ずかしがらずに言えるの大事だって気づいた」というコメント共に、一網打尽で却下になった候補たち。量が大事だろ? っていっぱい出したんだけどね。
「●●FMとか●●ラジオ、のネーミングが多いけど、FMとラジオはなにが違うの?」は結局よく分からないままだった。我々は、こんな感じで決めた。
2. アイコンのデザインを考える
われらの番組アイコンは、同僚のデザイナー・仙田さんに発注して作成してもらった。
完成イメージと、参考画像をたくさん集めて(イメージに近いもの、逆に遠いものに分ける)お願いしたら、こんな素敵なものを作ってくださった!
途中で共有してもらったラフを見るだけで、感動。
以下の仙田さんのnoteでも、制作過程が一部チラ見せされているよ。
完成したアイコンを引っさげて、色々なアカウントを開設。混乱するから、すべてのURLとIDパスワードをメモっておいた私、グッジョブ。
ただし、Googleのアカウントは生年月日の設定を「記念すべき今日だー」と2022年にした結果、子ども向けアカウントとしていろんな制限がかかってしまった。わたしは以前も似たようなミスをしたくせに、学んでいない。
地味なポイントに「Twitterのカバー画像を考える」もある。我々は雑に、Zoomで収録した時のキャプチャ画像を使っている。
もちろん、noteアカウントも作ってnoteでも配信している。noteのいいところは、配信回の検索ができること。概要欄にいっぱい内容を書いておくと「あの話、どこでしたんだっけ?」がすぐに見つけられる。
鳴海プロデューサーのサポートなしには、語れない
結成が決まったあの3月3日。noteのイベントの進行役として「Podcastのはじめ方」を説明して、わたしに相方選びのアドバイスもしてくれた同僚の鳴海さんは、ドングリFMという大人気PodcastのMCでもある。
わたしはドングリFMのファンが集まるコミュニティ・裏ドングリ(通称:裏ドン)に初期から加入しているし、ドングリのMCふたりが登壇するイベントをわざわざ見にいったこともあるし、もちろんグッズも持っているガチ勢だ。
そんな憧れの方が同僚になった結果、Podcastを始めると宣言したら、いろんなサポートをしてくれた。天使?
始めるときは、どんな順番でなにを決めていくと良いのか(上述の通り)
オススメの収録環境
収録後、編集前の音声のノイズ除去(詳しくはまだ分かっていないが、有償のツールを使ってくれているらしい)
編集のやり方(鳴海プロデューサーおすすめのAudacityを使っている)
ジングル制作
ノイズ除去をお願いします!とジングル用の音声を録って渡したら、作ってくれた。なんたるサプライズ。そんなジングル制作の裏側回はこちら。
こんなに色々と手を貸してくれているけど、われわれの配信を多分一度も聞いたことがないと思う。自分も出演するジングル回を除いて。
あと、裏ドンに参加している恩恵もめちゃくちゃ感じている。裏ドンに参加している方々が、ドングリつながりで聴いてくれているんだよ〜〜。ありがたや。
たとえば、でこぽんをめちゃくちゃ布教してくれている、ハナウタカジツさん。
配信したら、どんなことが起きたのか
ようやく本題。これを書こうと思っていたのに、ものすごく前段が長くなってしまった。
社内のメンバーとの距離がグッと近づいた
我ながら、社内ではそれなりに古株(といってもまだ3年なんだけど)になってきたし、平均年齢よりもちょっぴり上だ。
一部の同僚に、配信を始める前後での印象の変化を、頂いてみた。
すごくないですか? 言えよ、と圧をかけたかのような過大な褒めコメント。
※もらったコメントを少しだけ誇張して掲載しております。
でも、わたしがただの成長中毒マッスル野郎で、思考回路が単純なこととか、みんなともっと喋りたいし絡みたいと思っていることが伝わったらしい。
でこぽんのどこかの回(割と初期)で、「もっと会社のみんなと話したい」と言葉にしていたことで、会社で雑に絡んだり、飲み会に雑に誘えるようになったと言われた。言霊! 口にするの大事!
社内のひとと打ち合わせをしていても「じつは、でこぽん聞いてるんですよ〜」とか「あの時話していたやつですね」と言ってもらえることが、最高に幸せ。ファンの言葉、届いてます(すぐ調子にのる)。
ちなみに、noteを書いていても近しい現象があるよ。初めて対面した同僚から「宮脇咲良ちゃんのひとですよね?」と言われたときの喜びったら。
発信は資産! 発信は正義! 自分の分身が働いてくれてる感!
普段の仕事では、そこまで接点のなかったigjitさんがでこぽんソングを作ってくれたときとか、歓喜の嵐に包まれた。聴いてくれてるんだ〜〜! の喜びと、え? 歌って作れるんだ? の驚きと、あれ? われわれは歌うのか? の戸惑いで、感情が大忙し。
Podcasterって歌うんだ?? と戸惑っていたら、煽られた。
ここで突如登場した「給湯室」は、おなじく同僚同士で配信しているPodast番組。われわれのアイコンを作ってくれた仙田さんと、かねともさんのコンビでやっている。
ちょこちょこ、お互いの番組で絡んでいる。こんな戯れができるのも、思わぬ効能のひとつ。
昔からの友だちが「一緒に話してる気持ちになる」と言ってくれる
ある日、大学時代からの友人とピクニックしていたら「でこぽん、聴いてるよ」と思わぬ報告。こういうの、配信しておいて、なんなんだよって我ながら思うけど、うれしはずかし朝帰りな気持ちになる。
家族にラブシーンを見られた時みたいというかなんというか。
でも、会える頻度も減ってしまったから、近況報告の年賀状を高頻度(我々は週1配信)している感じ。昔話とかしている回を聴くと「あの時、そうだったよね〜」と思わず返事をしそうになるらしい。飲み会じゃん。最高。
知人でも友人でもない誰かが、リスナーになってくれた
これは、正直そこまで期待していなかったし、めちゃくちゃビックリ、かつ嬉しかったことだ。
Clubhouseに端を発した、音声配信ブーム。その流行から遅れること1年。Podcast番組が星の数ほどあるなか、2022年にでこぽんFMを見つけて聴いてくれたあなたに大感謝。感謝カンゲキ雨嵐です。
私は、アイドルがファンの名前を覚えて認知していることに驚き、尊敬して、萌えているタイプだった。でも、今なら分かる。覚えるよね。リアクションをくれるひとたちのアイコンとか名前とか。
本当に本当に、ありがとうございます。
Spotifyの2022年まとめが届いた
このnoteを書こうと思ったとき、ちょうどSpotifyから今年のまとめが届いた。見出し画像に使っているのも、まとめ画像の1つだ。
うれしい楽しい大好き! な気持ちになるから、こういう演出って最高だ。noteからも、毎年年末に届くやつを、楽しみにしている。
でこぽんFMのまとめがどんな感じだったのか。最後に少し抜粋して、ご紹介します。
まとめが届いた12月頭の時点で、40回配信。
発信は資産! 発信は正義! 自分の分身が働いてくれてる感!
noteのミッション「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」の「続ける」のしんどさを、めちゃくちゃ体感した1年だった。
たくさんサポートしてくれた鳴海さん、アイコンを描いてくれた仙田さん、でこぽんソングを作ってくれたigjitさん、切磋琢磨するいきぬき給湯室、聴いたよ〜とフィードバックをくれる知人友人、感想をツイートしたりお便りをくれる皆々様。
そして、無茶ぶりに付き合って、いつも大変な音源の編集をしてくれるのんちゃん。
みんなの支えで、ここまでこれた感がすごい。反応がもらえるって嬉しい。
まだ1年も経ってないくせに、早くもフィナーレみたいなことを書いているけど、これからも細く長く楽しく続けていきたいなと思っている。
決意表明、かつ大感謝のnoteでした!