学校では教えない英文法-11, 口語ではYou に複数形の意味は無い
一人称、私「I」の複数形は「we」、3人称、彼「he」の複数形「彼ら」は「they」です。
では、2人称、あなた「you」の複数形は単数形と同じ「you」です。
元々、単数の「あなた」に当たる言葉は、「thou」で、複数の「あなた方」が「you」でした。
しかし、16世紀以降「thou」は次第に廃れ、単数、複数とも、「you」が使われるようになったという歴史があります。
つまり、「you」は元々、複数の意味だったんです。だから「you」のbe動詞は「are」になります。
しかし、現代では、会話においては「you」は多くの場合、単数として使われます。
「あなた方」と言いたい時は、「 you all」とか「you guys」を使います。
この時、guys は男性、女性ともに使われます。単数の時、 guy は男性です。
他には、all of you, each one of you などが使われます。