スラッシュ・リーディングの技法 1、単文をスラッシュ・リーディングする。
英文は、基本的にはまず主語、述語が来てその後に目的語や補語などが来ます。この英文には5つの型があり基本5文型と呼びます。そして、その文型の塊の後に前置詞句や副詞が来ます。前置詞の前にスラッシュを入れて(ただし、動詞+前置詞=句動詞の場合は他動詞と考え前置詞の前にスラッシュは入れません)、文型の塊、前置詞句及び副詞の順に日本語にします。これをスラッシュ・リーディングと言います。
例えば、
Your mother looks young for her age.
という文は、前置詞句の前までが文型の塊ですから前置詞の前にスラッシュを入れて、
Your mother looks young/for her age.
とし、日本語にします。
つまり、「あなたのお母さんは若く見える、年の割には。」となります。
もちろん、文頭に前置詞句・副詞などが来ることはよくありますが、それらはそのまま前置詞句・副詞として訳します。
例えば、
In a word,/ I am fed up/ with my life here.
「一言で言えば、私はうんざりしている、ここでの私の生活に。」となります。
リスニングにおいても、流れてくる順に日本語に置き換えていきます。ちょうど、息継ぎのところがスラッシュが入るところなので、息継ぎのところまでを日本語に置き換えて聞きます。これを、スラッシュ・リスニングといいます。
例えば、
It is only too clear /that human activities are responsible/ for those
phenomena.
「それは誰が見ても明らかだ、人間の活動が責任があるという事は、これらの現象に。」