英語長文は読み下し訳しないと読めない
中学生の時は、英文を和訳する時に「主語を訳したらあとはお尻から訳す。」と習いました。これを「返り読み」といいます。
例えば、
Bob played the piano very well at the concert yesterday.は、
「ボブは昨日、コンサートでとても上手にピアノを演奏しました。」というふうになります。
しかし、高校になると英文はずっと長くなり、長文全体の量も増えます。そうなると、返り読みをやっていては文全体の流れが掴みにくいだけでなく読むのに時間もかかります。なので、長文を読む時には頭から順に意味を訳していくほうが頭の中が混乱しないし、時間もかかりません。
例えば、
As a child,I could never understand why grown-ups took dreaming
so calmly while they made such a fuss about movies.
という英文は、「子供の頃、私はどうしても理解できなかった、なぜ大人は夢についてそんなに落ち着いて受け止めるのか、映画に関してはあれほど大騒ぎするのに。」となります。
このように読み下し訳で読み進んでいくと、主語と動詞を先に訳すので文全体の流れが掴み易くなります。
特に、難関大学の英語長文は量が多いので読み下し訳に慣れていないと読めません。