英文返り読みの愚
中学で英語を学習した時、英文は主語を訳したら、文の終わりから順に文頭に向けて訳しなさいと教わりました。返り読みというやつですね。
しかし、返り読みは、読みという言い方をしていますが読み方ではなく、訳し方です。その後、高校生になっても返り読みという方法以外に教えてもらえません。
高校生になって、構造が複雑で長い文章などを苦労して返り読みしていると、文意が明確にならなかったり、時間が掛かったりして英文読解が苦手になってしまう高校生も少なくありません。
そもそも、左から右へ書かれた文は左から右へ読んで行くものです。
それを可能にする英文の読み方がスラッシュ・リーディングです。
共通テストにおいても、難関大入試においても英語長文はますます長く、語数が増えていて、英文を速く正確に読む、速読の能力が要求されるようになっているのが現状です。
英文速読は学校ではもちろん、塾などでも教えてくれません。
なぜなら、学校の先生も塾の講師もスラッシュ・リーディングを知らないからです。
スラッシュ・リーディングの技法を知っているごく少ない英語講師が受験英語を指導して受験生を成功に導いています。
僕もその一人で、スラッシュ・リーディングを指導してもう20年になります。