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行き倒れ?

 昨日、図書館からの帰り道で、時々行き合うお爺さんが中年の男女に両脇を抱えられ、車に乗り込むところに出くわした。

 お爺さんはいつも1人で、腰を90度に折り曲げ、杖をついて足を引き摺りながら歩いていた。

 腰が曲がっているせいか、ジャージのズボンはずり落ちてパンツが見えていた。

 歩く歩幅はせいぜい10センチほどだろうか。それ以上は足が前に出ないようだった。何処へ行くのかわからないが、何処へ行くにしても時間は相当掛かるだろうと心配していた。

 昨日のお爺さんはジャージのズボンがずり落ちて痩せたお尻が露わになっていた。

 中年の男女2人はお爺さんの両脇を抱えて車に乗せようとしていた。

 路上で倒れたのだろうか。お爺さんを車に乗せようとしていた2人は家族だろうか。

 お爺さんはいつも1人で下を向いて杖をついてトボトボと歩いていた。

 勝手に独居老人だと思っていた。

 いつだったか、スマホを片手にレシートを整理している姿を図書館で見かけた事がある。確定申告の準備だったのだろうか。

 スマホは持っていたから家族に連絡が取れたのだろうか。

 自分が路上で動けなくなった時のことを考えてゾッとした。

 僕は最近は午前中はしっかり筋トレし、午後は図書館へ行くなどして毎日4キロほど歩くようにしている。歩数にして6000歩くらいだ。

 ふらつくことが無くなり、大股で歩けるようになったのは嬉しい。図書館内の移動も然程苦にならなくなった。

 それでも調子に乗って再び転倒するような事は避けなければならない。

 

 

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