今日の1枚「嘘はやがて本当になる」
タロットカード1枚引き。
シャッフルして左手で選んだカードは。
『ワンド 6』正位置。
今日は4月1日、エイプリルフール。
正々堂々と嘘がつけるこの日を、待ちわびたのはいつだっただろう。
どんな嘘をついても許される、エイプリルフールの由来は何なのか。
諸説ある中で、私が興味を惹かれたのはフランス説。
1564年、フランスの国王シャルル9世が「ルシヨンの勅令」を発令した。これは暦の改変で、当時は3月25日からが新年とされ、4月1日までお祝いをしていたのだが、発令以降は1月1日が新年に。これに反発した国民が、4月1日を「嘘の新年」とし、騒動を起こしたとか。それは国王の怒りに触れ、多くの処罰者が出たという。その日の悲劇を忘れないためにも、そこからエイプリルフールが始まったとされる。
※抜粋
たかが嘘、されど嘘。
嘘がきっかけで処刑にまで発展することもあれば、嘘がきっかけで恋愛がはじまったり、幸福を手に入れたりもする。
今更だが、私はNetflixで『ONE PIECE』をまとめ見している。
麦わらの一味にウソップという狙撃手がいて、彼はかなり派手に嘘をつく。狙撃よりむしろ嘘が得意なのでは?というレベル。
だが、彼は憎めない。
嘘をきっかけに、彼が間違いなく成長しているから。
彼の良いところは、嘘をまっとうするところだ(全部の嘘をまっとうするわけではないが)。
言ってしまったからにはやらねば!
みたいな状況になってしまい、結果、ズタボロになりつつもやり遂げる。
そして仲間や、助けた人物達に崇められる。
私が一番好きなのが『ドレスローザ編』で(いや、まだ『ONE PIECE』終わってないし、私はまだ『ゾウ編』の途中なので今現在の一番ね)、トンタッタ族を見捨てて逃げようとしたギリギリで(本当にギリギリ。本気でウソップ嫌いになりかけた)踏みとどまり、戦う場面だ。
結局、トンタッタ族の期待を裏切らず、尊敬されたのである。
ソゲキングならぬウソキング、すごい。
もともとウソップの嘘は、病弱のカヤを元気づけるためのもの。
ウソップの嘘はやさしさでできている(たぶん)。
嘘はあながち悪くはない。
本当にすればいいことだし、口から吐いた時点で本当になる可能性を秘めている。
ワンドの6の馬の目を観察してみよう。
「嘘じゃね?」みたいな表情だ。
背に乗せた主人を疑いつつ、何も言わない。
だって主人は称賛されているから。
その称賛は嘘かもしれない、お世辞かもしれない。
でも、馬は背から振り落とそうとはしない。
この主人、案外マジでやるかもな。
な、可能性を見ているのだ。
ちなみにこれを読むと私がウソップファンみたいだが。
嘘であるよ。
私の推しはトラファルガー・ローだからね。