井上まゆみさん 死生観の話
昨日、井上まゆみさん 死生観の話を受講してきました。
掛飛まどかさん、たけださなえさんが主催される講座は外れがない(ご自分でも言われてました笑)とは思ってましたが、午前中からボロ泣き。
アーカイブを残さない講座なんだ~とはと思ってましたが、受けてみて納得。
まゆみさんは元看護師(小児科病院勤務、看護教員経験あり)でホメオパス、看取り士の資格も持たれ、全国で公演活動をされている方です。
国家公務員で小児専門の病院勤務、看護教員経験ありという経歴を聞くだけで、元看護師の私は「めっちゃできる人」が容易に想像できました。
(だって看護教員って、職場でもできる人が選ばれて教員になるための教育を受けてなるんだよ。そして、国家公務員の看護師って当時
はきっとちょー狭き門だったはずだよ。今もそうだと思うけど。
結構偏見入ってるかもだけど笑。私も前職は入職時公務員試験あって、赤本買って勉強したわよ笑
そして、1回落ちてるわよ笑)
でも、そんなすごい方なのに講座の中では自分はポンコツナースだったってしきりに言われてました。
エピソードで出てくる話は重症ばっかりの子が集まってくる小児病棟。(絶対助けないと、できるところまではやる。と医療者のアドレナリンはガンガンだっただろうなと想像していまいます。)
元気に退院していく子もいるし、残念ながら亡くなって子もいる。
亡くなっていった子の話を何例か聞かせていただき、まゆみさんの感じたこと、とかけた言葉、まゆみさんからみた彼、彼女たちの様子。
参加者のほとんどの方が子供おられる方々ということもあり、どうしても自分の子供と重なりみんなウルウル涙。
泣きに来たわけでもなく、まゆみさんも泣かせたいわけではなく、この子達の死から私たちが感じ取ることは何か。
まゆみさんの話からは愛があふれているのです。
私が感じる愛は、話し方、言葉の選び方、使い方、声のトーン、多方面へのフォロー、相手への大好きという気持ち、立ち振る舞い。
こういう所でまゆみさんからの愛を感じます。
そして、聴覚は最期まで生きていること、皮膚の感覚は心停止してから3時間は生存することを医学的にも証明されている。
という話を聞いて、
私も看護師時代に看取りの場面を何度も(単純計算でも3か月に1回くらいは看取りの場面に立ち会ってた。実労働の16年で計算すると100名弱くらい。だと思う。)経験しました。
ご家族には「最期まで聞こえてますからね。話しかけてあげてくださいね。」とか、
死亡確認した後のケア(清拭や死後の処置)時も、点滴を抜くときやおしっこの管を抜くときも意識的に患者さん自身に話かけたり、
清拭も生きている人を拭くのと同じ温度のお湯を用意したり。
一緒にケアをする後輩にも教えてきたので、間違えてなかったと改めて思える話でした。
(現代医療だけでない視点とか、臨床の場で抜けてるなという視点とかがでてくると、あれまちがってたな~と思うことはいっぱいあるんです。)
あ~、現役医療従事者にも聞いてもらいたい!
そんな思いも出てきました。
まゆみさんは、まちがいなくポンコツじゃあ絶対ないし、患者さんからも一緒に働くスタッフからも好かれてたんじゃないかなとも。
死だけでなく誕生からの話も。
誕生も、老いも、死も瞬間瞬間の点でしか見ることがないから怖くて、恐ろしくて、不安。
でも、過程があって時間の経過。
若々しくいたい。老いるの抵抗ない。
時間の経過を点ではなく線で見てきた。見る努力をしてきたまゆみさんだから発することができる内容だなと感じました。
【私が見たい未来をつかみ取るために、今自分ができることを前向きにしていく。】
それがQOL(クオリティー オブ ライフ=生活の質)からのクオリティー オブ デスではないかということで絞められてました。
内容が出すぎてないかとか、心配になるくらい書いてしまいましたが、まゆみさんの話はこんなもんじゃあない。
医療従事者だけでなく、今をいきている人みんなにきいてもらいたい内容でした。
まゆみさんは新潟在住の方なので、いつでも会える方ではありません。
広島でも主催されている方はたくさんいるのでアンテナピンとたててお話を聞きに行ってもらいたいなとおもいました。
リアルってほんといいよ。
気は交流して同調する。
好きな人、憧れの人、尊敬する人。
こんな方たちには自分から会う努力をしていくと、自分のためになるのではと思ってます。
井上まゆみさん
会場に来ていたみなさま。
めっちゃ美味しいお弁当を提供してくださった
ちゃんこや 安芸の国さん
これまた美味しいデザートを提供してくださった
となりのおやつさん
主催の
掛飛まどかさん
たけださなえさん
たくさんの愛に囲まれて講座を受けれたこと、大変感謝しています。
ありがとうございました。