港区女子、時どき木更津キャッツギャル【千葉 湯の郷ほのか編】
最近、風呂にいくペースと投稿が追いついていないので、回顧録を。
わたしは千葉県民顔負けに、千葉によく出没する。
海底を果てしなく真っ直ぐ突き抜けるアクアラインを15分。トンネルを抜けるとそこは一面の千葉。
東京の愛すべきネイバーフッド。
海ほたるに集結する袖ヶ浦ナンバーの黒いワンボックスカーの中で、今流行の他県ナンバー愛車プリウス(マリウス号)は、燦々と輝いている。
ストロー現象なんて気にしない、むしろ首都圏から千葉へ毎週のように立ち向かう。
木更津はアクアラインによって東京から一番近い千葉だけど、そこから外房に出るにはびっくりするほど遠い。ただ、どの国道を走っていてもどの街を走っていても、金太郎飴のように画一的な千葉感がある。そんな浅いようで奥が深い千葉を愛している。
平日は港区女子、週末は時に片道2時間かけてひたすら千葉に向かう。
目的はもちろん、豊富な泉質を誇る千葉の源泉掛け流し温泉の数々。
そうさ私は、木更津キャッツギャル☆
何故、私が千葉に行くようになったのか。それは一昔前のスピリチュアルブームに起因する。
スピ界には、自分の星によって、ある特定の日に特定の方角に行くことでパワーと運を味方につけるという『祐気取り』という開運方法が存在する。(うけうり)
やたら滅多にパワースポットにいくことは意味がなく、むしろタイミングと方角を間違えると逆効果になることもある。
諸説あるが(浅薄な知識で話すと、その界隈の人は間違ったことをしているだの、不幸になるだの言ってくるためここ強調)、開運の方角に行く時は、午前中に家を出て、現地で源泉掛け流しの温泉に浸かることでたっぷりとパワーチャージができるという。
一時期、この開運メソッドにハマった私は、どうせ風呂を求めてドライブするなら開運できる場所に行こう!と思い、自分の星に合った方角を調べてみると、ここ5年くらいずっと東と東南だらけではありませんか。
祐気取りの必需品アプリ『あちこち方位』は、自宅からどこからどこまでがその方位の範囲かが一目瞭然で、とても便利である。
東南は一般には恋愛や結婚運にいい方角と言われるが(これも諸説あります) 、港区女子にとっての東南はほぼ千葉。なんなら東もほぼ千葉。
その先は、広大な太平洋が待っている。
尚、さらに引いてみるとこちら。
五黄土星の港区女子が、恋愛運をアップしたかったら千葉に行くか、フィジーに行くかの二択しかない。
そしてここ数年、ラッキー方角(なんで呼んでいいのか専門用語はわからない) で東と東南を繰り返していた土星人の私は、事あるごとにこの赤線の範囲内にある千葉の温泉に繰り出して、小刻みなパワーチャージを密かに行なっていたのだ。
鴨川、勝浦なんかは東南のど真ん中、ド東南だし温泉も豊富で最高に効果がありそうなエリアだ。あとは大多喜町らへん、養老渓谷にも温泉があるので、海に飽きたら千葉には山だってあるぞぅ。そんな魅惑のパワースポット、千葉の玄関口が木更津なのである!いわば千葉全体が神社だとすれば、木更津は鳥居みたいな。(違うか)
話は逸れたが、神社に行くことよりも温泉に入ることの方がプライオリティとしては高い。
わたしの巡った数々の千葉の個性的な温泉たちの回顧録はまたいつかするとして、今日は木更津界隈の優れたスーパー銭湯について紹介をしたい。アウトレット帰りに、アクアラインの渋滞を回避したい時に、北回りで東京に帰る手段もあるが、その時はいっそスーパー銭湯で深夜までチルをして、渋滞を避けた時間に帰るという裏技もわたしはよく使う。
今日は、社会で昔習ったかもしれない、京葉工業地域沿いにある湯の郷ほのかへ再訪。
肉食系夜景といわれる男らしい景色を横目に木更津から30分ほど北上したところにある。
内装はバリをイメージしているのか、オリエンタル風なのが特徴的。総合温泉施設なので、岩盤浴、休憩所、サウナ、スパ、レストラン全てがここで完結する。
ここが素晴らしいのは女性の脱衣所内に、女性専用岩盤浴がある。男女共用のラウンジにも、いろいろな種類の岩盤浴があるが、男女共用の岩盤浴は色んな意味で落ち着かない。
特に本物の木更津キャッツボーイたちがデートに使っているので、居心地が悪い。
イビキをかいて寝ているオッサンも、癒しの妨げでしかない。
なので、脱衣所の中にあるこの女子専用岩盤浴は、本当にありがたい。
汗だくになったあと、すぐにお風呂にジャボんできるのもよい (ちゃんとシャワーは浴びます)
こちらの温泉のお湯は、人工で温泉を再現しており、その日は登別温泉のお湯だった。
柔らかな泉質で、寒空の下全裸でいつまでも外気浴をしてもあったかいままだった。
露天風呂にもサウナにもテレビがついているのもよい。露天風呂にいたっては家のベッドのような寝そべりスタイルのままテレビが見れる究極のダメ人間寝湯がある。
気がつくと4時間くらい滞在していた。
おそるべし、ほのか。
時間を忘れるほど、千葉に溶けこんでいるわたしは、やはり生粋の木更津キャッツギャルであることを再確認し、深夜の京葉道路を疾走して港区へと帰っていくのだった。
偉大なる千葉の御利益か、未だに独身を謳歌し、スピリチュアルブームも過ぎ去り、いつの間にか、ただの週末千葉県民となっているが、残念なことに2021年からは東南はラッキー方角ではなくなってしまうらしい。
しかし東南の効果が特に感じられないので、わたしは祐気は無視して、再び千葉に向かうのだろう。
湯の郷ほのか
https://yudokoro-honoka.jp/soga/
〒260-0835
千葉県千葉市中央区川崎町51番1号
入館料 1200円 土日祝は1400円
泉質 人工温泉で日本各地の温泉を再現
炭酸泉もあり
サウナ スチームと高温両方あり。岩盤浴多数
アメニティ 豊富。手ぶらでok
休憩スペース マンガもたくさん
フロガーポイント 何時間もいられる空間