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過日の日記【ブリ】


今年は空前のブリ豊漁らしい。

以前、取材で富山の氷見漁港を訪れましたが、今年の寒ブリは獲れ高が去年に40倍だそうで。


スーパーでご老夫婦の会話を聞いていて、思わず 『それは…』 とつっこみたくなったので書き記す。

妻:今年は、ブリがとても獲れてるみたいよ。お刺身もこんなに安い。買っていこうかしら。

夫:いつもの40倍くらいらしいからな、この刺身を今晩食べようか。

沖縄料理屋でゴーヤチャンプルを賞味して、入っている具材や調味料、炒め方を覚えといて同じようなものを作ってみた。

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本当は泡盛があったらよかったのだが、なかったので日本酒と鶏レバーの煮たやつとともに頂いた。

いつもは味噌などを入れて、甘辛くするのだが、沖縄料理屋のは塩味でゴーヤは薄くきって、キャベツを加えていたので、食材をさっと炒める感じで仕上げた。

出来上がりは、料理屋のものを中々の純度で再現できた気がする。

しっかり味付けされているスパム(ポーク)を真似して投入してみたのはポイントであると思った。
いつもは豚ばら肉を使うのだが、塩加減はポークの方が決まって旨い。

鶏レバーを煮たやつは、新ショウガと焼酎と醤油・砂糖で煮ただけが、何故かしら、回数を重ねるごとに上手くなっている気がする。 これが、世に言う【スキルアップ】というやつか。

この世の中には、絶対舌感なんてものを持っている人がいるらしい。

その料理の食材や調味料が舌にのると分かるらしい。
実に都合のいい舌だ。

舐めたら分かっちゃうので、逆の言い方をすれば、バカ舌の方が料理に対する発想力や想像力はつく気がする。

私は、後者なのでしょっぱい日もあるし、酸っぱいもある。

しかしながら、パックの表面には 【ブリ刺身(養殖)】

おばあちゃん、これはね。
養殖であって毎年安定した供給を消費者にお届けする仕組みなんだよ。
だから、養殖は豊漁とは無関係なんだよ。

なんちゃって酢飯を作り、なんちゃって握り寿司を作ったが、味もなんちゃってであった。

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ここは、フォウク酒場に来ていらっしゃる、すし屋の大将に寿司のさしすせそを習おうかしら。鯛のお頭。

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