見出し画像

ただあなたらしく 14歳おめでとう

本日1月13日は息子のお誕生日。

14年前、予定日より少し過ぎた頃でした。
先週のように寒波が来た寒い日で、早く赤ちゃんに会いたいという気持ちと出産への恐怖との戦いの中でした。

1月12日の検診で、お腹の重さに耐えられず先生早く産みたいですと伝えたところ、「ちょっと刺激をしておくね」と先生。

検診が終わり、夕方ぐらいから生理痛のような痛みに襲われ
そこからどんどん痛みが強くなり陣痛が来たんだなと。

すぐ病院に電話しもう少し間隔が短くなったらお越しくださいということだった。

記憶が正しければ夕方の6時もしくは7時ぐらいだったと思いますが、
旦那に運転してもらい病院まで送ってもらいそこからすぐ入院。

陣痛の間隔は短くなっているもののまだ子宮口はあまり開いていないとのことだったので夕ご飯を食べたりして過ごしていました。

助産師さんからはこの調子だと日付が変わる前に生まれるねなんて言われていましたが、日付が変わっても全く出てくる気配もなくただただ陣痛が辛い。
夜中になって子宮口がかなり開いてきて、破水。
陣痛の痛さと破水に少しパニックになり、もうこんな思いしたくないーーー!!と叫んだのを昨日のように思い出されます笑

そしてようやく1月13日の朝5時前、無事に出産しました。

あれから14年、小学校の頃は3回の入院を繰り返し心配した時期もたくさんありましたが、無事に14歳を迎えることができてとても嬉しく思います。

私たちは当たり前のように生きていますがこうして1年1年誕生日を迎えるということは当たり前ではない。
私たちは毎日のように奇跡の連続をたどり今がある。
最近はそんな風に思うことが増えてきました。

何でそんな風に思うようになったんだろうなあと思うと子育てが残り少なくなってきたからです。

世間ではもう18歳になると成人という年齢になりました。ということは子育てもあと残り4年となってきました。

もう14歳ですから反抗期もありうざがられていますが、残り少ない子育ての時間を私なりに後悔のないように過ごすにはどうしたらいいんだろうと考える時間が増えました。

私は子供の頃はずいぶんかいろんな思いをしてきて生きてきました。
後悔もあれば腹が立つこともあれば親を憎んだこともあります。
でも今こうして元気に生きている。いろんな思いをしたとはいえ、親には感謝しています。

じゃあ自分の子供にはどんな風にいて欲しいんだろう?
ただあなたがあなたらしくいてくれたらそれでいい。

ああなってほしいこうなってほしいって思うのはただの親のエゴです。

産んで育てたのは私かもしれませんが、子供は物ではありません。

一人の人間なんです。

恥ずかしながら私も彼が小さい頃はああしろこうしろ、ああなってほしい、いろんな期待を彼に背負わせていました。

小学校の低学年ぐらいに子育ての切り替わりがあり
そこからは子供が子供らしくいること。
私ができることは私の背中を見ててほしい。
というシンプルなものでした。

日々の生活の中では口を出したくなることもたくさんありますが、今は自分で考えて自分で判断する。
何かあった時にパパやママが力になるからね。という見守りベースの子育てに切り替えています。

子育てには正解がないので、これがいいかどうかは子育てが終わってみないと分からないですが、
親が勝手に思う箱に子供を入れない。
これが一番大事だと思います。

こうじゃなきゃいけないという思いが強かったからこそ、今だからわかる。
親のエゴなんて所詮子供はただの迷惑でしかない。
全て子供のためにすることが子育てではないですが
彼が望むこと、子供らしく成長してくれたらいい。それだけ。

もう一度、子供を自分のエゴという箱に入れない。

子供は一人の人間であり、自分のものではない。
親だとつい責任があるからと言って感情的になりがちだけど、自分の子供だからこそ客観的に見る。
これを心に刻み、残りの子育てを思いっきり楽しみたいと思います。

息子よ、あなたがあなたらしくいることが私にとっての幸せです。
いつもよく食べて元気でいてくれる、ママはそれだけで十分です。
これからもあなたの人生の応援者としてそばにいさせてね。
14歳のお誕生日おめでとう。

母より

いいなと思ったら応援しよう!