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#21本当の美しさ:8月6日だから伝えたいこと

19歳の頃、私は上野邦彦先生の妻であるみちこさんという素晴らしい夫婦に出会いました。
彼らとの出会いは、私の人生における大きな転機となりました。

みちこさんは広島出身で、被爆により肺をほとんど失い、後遺症に苦しんでいました。

それまで、小学校や中学校で平和学習を受けてきた私にとっても、彼女との交流は原爆の日や平和についての考えを深く揺さぶるものでした。

当時、私は原爆の恐ろしさや平和の大切さを頭では理解していたつもりでしたが、みちこさんのように、実際に被爆された方と身近に接することで、その現実がどれだけ深刻でありながらも、どうやっても変えられない、そして治らない病。誰を責めることなく、その現実を受け止めておられ、
10年近くみちこさんと過ごしてきましたが、
弱音1つ聞いたことがなく、逆に私の心配をしてくださるほど、心強い人だなぁと感じていました。

外見を着飾る美しさもある。けれども、みちこさんを通じて、内面から輝く美しさを感じ、そして初めてこういう人を大和撫子と言うのではないかと感じました。

戦争はないほうが良い、原爆なんてもう落としてはダメだ。と言うメッセージは、これからも世界に向けて発信する事はとても大切なことです。

でも、私自身、美智子さんとの時間を過ごし感じたこと、私の主観かもしれないけれど、被爆し後遺症に苦しみながらも、自分の命を輝かせ、女性としても輝いて、生きていた人がいるんだということを、これからも8月6日を迎えるために、私は私の言葉で伝えていきたいと思います。

今日8月6日は、みちこさんに思いを寄せて…

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