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一日200個の元気玉 - noteのスキで広がる学びの輪
私たちの日常生活で、SNSやビジネスツールでのリアクション機能は、もはや当たり前の存在となっています。
Teams、Slack、note、Twitter(X)など、それぞれのプラットフォームで、私たちは日々さまざまな形でリアクションを送り合っています。
特に仕事で使うTeamsでは、「いいね」「ハート」「笑顔」「びっくり」など、多彩なリアクションを使い分ける機会が多いと思います。
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これらのリアクションには、使う人それぞれの「癖」や「基準」があって、それがその人らしさを表現する一つの要素になっているように感じます。
私の場合、Teamsではできるだけ「ハート」を使うようにしています。
相手の考えや思いを受け止め、感謝の気持ちを込めて。
ただし、単に「読みました」という意味合いを伝えたいときは、「いいね」で済ませることもあります。
一方、noteには「スキ」というたった一つのリアクションしかありません。
この「スキ」をどう使うか。
単なる「読みました」のサインとして使うには、少し重たい印象がある。かといって、とびきり良い記事にだけ付けるのも、何かが違う気がする。
そんな中で、私は自分なりの「スキ基準」を見つけました。
それは──「何かしら学びがあったらスキする」という基準です。
リアクションの「その人らしさ」
Teamsでは、多くの方が「とても助かった!」「素敵!」というような特別な場面でハートを使う傾向にあります。
例えば、難しい問題を一瞬で解決してくれた時や、期待以上の返答をもらった時など。
それは特別な感謝や喜びを表現する大切な機会なのですね。
ですが、私はあえてハートをデフォルトのリアクションに選んでいます。
それは日常のちょっとしたやりとりにも、相手の思いや工夫が込められているはず。
だから、できるだけハートで応えたい。そんな思いからです。
noteとの出会いと戸惑い
そんな中、noteと出会いました。
noteには「スキ」というたった一つのリアクションしかありません。
始めた当初、私はこのスキに対してかなり高いハードルを設けていました。
「これは本当に良いことを知った!」と強く感じた時だけ、スキを押していたのです。
それでいいのかな?
noteを読んでいると、誰かの経験や気づきが詰まった記事に出会います。
その一つ一つに、きっと書き手の思いや伝えたいことがある。
それなのに「とびきり良かった」という基準だけでスキを決めていいのだろうか。
「学び」という新しい基準
そこで気づいたのです。
私がnoteを読む理由は、本を読むのと同じように、誰かの経験や感じたことから学びを得たいから。
そうだとしたら、スキの基準も「学び」に合わせてもいいんじゃないか。
「何かしら学びがあったらスキにする」
この基準に変えてから、私のnote体験は大きく変わりました。
これまで漫然と読んでいた記事も、「この記事から何を学べるだろう?」という視点で読むようになったのです。
学びを見つけた時は「教えてくださり、ありがとうございます」という気持ちでスキを押します。
もしこの記事に出会わなかったら、もっと遠回りしていたかもしれない。
そんな感謝の気持ちを込めて。
学びの基準が広げてくれた世界
「何か学びがあったらスキする」
この基準に変えてから、私のスキを押す機会は格段に増えました。
これまでなら見過ごしていたような記事にも、実は小さな気づきや学びが隠れていることに気づいたからです。
例えば、一見すると自分の興味分野から少し外れた記事でも、その中に新しい視点や考え方が含まれていることがある。
それは、もしかしたら「目からウロコ」というような大きな発見ではないかもしれない。
でも、その記事がなければ、私の中の「当たり前」は少し違ったものになっていたはず。
そう考えると、たとえ小さな学びでも、それは確かに私の世界を広げてくれたことになります。
その気づきを与えてくれた記事に、スキを押さない理由はありません。
書き手として気づいた「スキ」の力
実際に記事を書いてみると、スキの持つ力を実感することができました。
スキが増えることは、確かに書き手のモチベーションになります。
でもそれは単なる数字が増えることが嬉しいからではありません。
誰かの「学び」のきっかけになれたという実感があるからこそ、次も「誰かの学びになるような記事を書こう」という気持ちが湧いてきます。
無限の「元気玉」を持っているあなたへ
実はnoteのスキは誰でも無制限に押すことができます。
でも多くの人がスキを押すことをためらっているように見えます。
これはドラゴンボールで悟空が「オラに元気玉をくれ!」と呼びかけるシーンを思い出させます。
スキは、まさにその元気玉のようなもの。
みなさんは無限の元気玉を持っているのです。
その元気玉は、記事を書いた人への応援となり、さらによい記事が生まれる原動力になっていきます。
そして、その記事からまた誰かが学び、新たな気づきが生まれる。
そんな学びの連鎖が生まれていくと考えました。
だから私は「学び」をスキの基準にすることにしました。
そうすることで、noteが単なる記事の投稿サイトではなく、みんなで学び合い、成長し合える場所になっていく。
そんな可能性を感じています。
あなたも、無限の元気玉を持っているのです。
私は誰かの学びを自分の学びにできたとき、スキで受け止め、スキで応援してみることにしました。
追記:限りあるからこそ大切な「スキ」
この記事を投稿したあと、私は大切なことを知りました。
実はnoteのスキには制限があったと知りました。
30分間に25回以上
1日に200回以上
スキすることができないとのこと。
「無限の元気玉」と書いた私の認識は間違っていました。
ドラゴンボールに例えるなら、一日に使える元気玉は200個が限界だったんですね。
不思議なことに、この制限を知ってか、私の気持ちに変化が起きました。
これまで私の記事にスキをしてくださった一つ一つが、より一層愛おしく感じられるようになったのです。
限られた数のスキの中から、私の記事に使ってくださった。
その一つ一つに、読者の方の大切な「学び」があったということ。
考えてみれば、それは本当に幸せなことですね。
だから今は思います。
スキは無限ではないけれど、その分だけ一つ一つが特別な意味を持つ。
これからも「学び」という基準を大切に、心を込めてスキを押していきたいと。
そして私も誰かの学びになるような記事を書き続けていきたいと思います。