驚愕!米国は、ロシア軍のウクライナ侵攻『作戦計画書』をハッキングして、全部見ていた。
【ぼくらの国会・第321回】ニュースの尻尾「ジャパンは電子戦弱者だ by アメリカ」2022/04/21 青山繁晴 参議院議員
2022年4月14日に行われた自由民主党「安全保障調査会 勉強会」において、元米国 国家情報長官・元米国 太平洋軍司令官であるデニス・ブレア氏が、日本の安全保障における最大の弱点について、日本の国会議員に向けて警鐘を鳴らした。
【要旨】
安保調査会の小野寺氏が、ブレア氏を招待。
ブレア氏は、日本の国会議員を前に、物凄く強烈な話をされた。
ロシアが2月24日の侵攻前に、戦車を列車に載せて撤退しているプロパガンダ映像を流した時に、日本の多くの識者がやっぱり戦争はないと言っていた時に、米国はそれは見せかけで戦争は始まると言っていた。
大統領はじめとして、あえて言っていた。
首都キエフへの侵攻だけでなく、ウクライナの戦意を削ぐための一般市民への虐殺も予言していた(この部分は表に出ていない)。
それは、ロシア軍の外部に繋がってないネット内の「作戦計画書」、2月24日の侵攻や、民間人への虐殺等も記された暗号化された作戦計画書をそのままハッキングしていた。
暗号を解いたロシア語の作戦計画書を、米国は全部見ていた。
ロシア軍の作戦を、米軍とイギリス軍は、リアルタイムで知っている。
なぜ、こんなことを日本の議員に向かって言ったかというと、日本がサイバーに関してまったく弱いから。
サイバーの世界では、ディフェンスは全く機能せず、オフェンスのみの世界なので、専守防衛の概念はサイバーの世界ではまったく話にならない。
自衛隊や電力会社も、外部のネットワークとは繋がっていないが、それでもヤラれる。
日本だけオフェンスがないからポッカリ穴になっていて、それが日米同盟 および 民主主義諸国のアキレス腱になりかねない。
逆に言うと、そこさえちゃんとしてくれれば、憲法9条がどうであれ、ファイブ・アイズ(米英豪加ニュージーランドの情報共有網)にも入れる。
ただ、サイバーが極端に弱いので、そこを変えなきゃいけない。
ブレア氏は、それを日本に言いに来られた。
ブレア氏から、日本のサイバーセキュリティ部隊の司令官を総理官邸に設置し、そこには必ず制服の自衛官を置くべきである等の提言がなされた。