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『「残り時間を可視化」する時計 キングジム「ビジュアルバータイマー」発売』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.3.10
「先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。
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■「残り時間を可視化」する時計が発明されました
僕らに必要な時計はこれだった。
突然ですが、みなさん「残りあと◯分です」と言われて、すぐにイメージできます? 僕けっこうニガテで、何分経過したのかが計算しないと出てこない…。
そんな僕でもひと目で残り時間がわかる時計が開発されました。キングジムの「ビジュアルバータイマー」と言います。
残り時間を視覚化してくれるデバイスがキングジムから登場です。2024年4月19日(金)に発売予定、価格は2,970円(税込)です。
【先行予約中】時間を可視化できる「ビジュアルバータイマー」を発売しました。時間管理が苦手な方や、時計が読めないお子さまをサポートするタイマーです。https://t.co/LYeWgqKOzg pic.twitter.com/no0UuN6fJF
— キングジム公式オンラインストア (@kingjim_store) March 5, 2024
時間の「残量」を視覚的に表示してくれる時計、意外にありませんでした。
クルマのガソリン残量メーターと同じ発想
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1時間のうち20分が経過、残り40分。
こういう残量情報は、割合が視覚的にわかった方が直感的に「あとどのくらい」がわかりやすいものです。
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古くはクルマのガソリン残量メーターが残量を視覚的に表現する方法を採っています。もっと身近なスマホのバッテリーでも同じ残量表示になっています。
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デジタルメーターのものも最近では多くあります。
もしガソリンメーターが数値だけで表示されていたらとてもわかりづらいはずです。満タン80リットル、残り40リットル、を「40」という数字だけで表示するより「半分」のほうがパッと理解しやすいですよね。
時間を把握するための時計というガジェットは、ガソリンメーターでいう「40」とだけ表示しているのと同じか、今「25」分だから引き算して残り35分か、とさらにひと手間かかるものでした。
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時計は残量を把握したいだけではないので汎用性の高い今のカタチで定着していますが、残量を割合で把握するための時計が今まで普及していなかったのは意外です。
プロジェクトの残期間、人生の残量も表示できてほしい
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通常計測モードでは、カウントダウンで「あと半分!」が表示できるほか、カウントアップもできます。
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モード2として、作業時間と休憩時間を指定回数繰り返す「ポモドーロタイマー」のモードも搭載しています。
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設定できる最大時間は99分50秒です。およそ100分ですね。毎日の仕事や勉強の集中力を高めるための道具という位置づけであれば100分までで十分かもしれませんが、個人的にはもっと長い時間が設定できるといいなと思います。
1日の中で100分以内の集中力を高めるニーズは学生の方が高そうで、社会人については数時間単位、数日単位などもっとロングレンジのほうが適しているように思います。
たとえば、1日8時間の勤務時間の中で、あと半分、あと4分の1、のように感覚的にわかれば1日全体の集中力を高めることができます。
3カ月のプロジェクトで活用すれば、1カ月半経った時に「残り半分」と見えていると、あと1か月以上ある感覚が引き締められます。
もっと長いレンジで、22歳から65歳まで43年間働くと設定すれば、私の場合は「あと16年」より「あと37%」と把握できます。感覚的には半分ちょっとすぎたくらいでまだまだ長いな、という印象を持ちました。
住宅ローン35年や自動車ローン60回払いを設定すると、「半分払い終わった!」が目に見えていいかもしれません。あと半分あるのか・・・になるかもしれませんが。
学生にロングレンジも合います。この春に高校に進学するうちの次男がロングレンジ版を使うことで、大学受験まであと3年という期間の感覚をグラフィカルに表示するのも有効です。2年生の夏休みで「半分すぎた」と感じられます。
プロジェクトメンバーの共通のモノサシにロングレンジ版を是非
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スマホアプリで作ることは簡単ですが、こういう計器類は常に目に触れるところに常設されていることが大事です。
もしロングレンジ版が発売されたらプロジェクトメンバーに共通のモノサシとして配布するのはとても効果的だと思います。
今回の最大100分版をメンバーに配布すると「集中しろ!」という圧が強すぎてパワハラ認定されるかもしれませんが(笑)ロングレンジ版ならアリなんじゃないかと思います。
キングジムさん、数か月、数年単位のカウントダウンに対応したロングレンジ版も是非作ってください!