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『パソコン解説書「できるシリーズ」がAIで「質問できる本」に!』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.11.19

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■『できる』シリーズが生成AI化! 「できるシリーズAI検索(ベータ版)」が期間限定公開中!

 本サービスは、『できる』シリーズのExcel関連書籍を学習した生成AIに、チャットボットを通じて質問できるというもの。トップ画面右上の[AI CHAT]ボタンをクリックし、表示されたチャット画面に質問を入力することで利用できる。

「ピボットテーブルの使い方を教えてください」 「この機能を使って売上管理表を作るには?」

こんな質問に、本が直接答えてくれる——。そんな夢のような機能を備えたサービスが始まりました。インプレスが2024年11月15日から提供を開始した「できるシリーズAI検索(ベータ版)」です。

同社の定番パソコン解説書『できる』シリーズのExcel関連書籍の内容をAIが学習し、読者からの質問に対して、自然な対話で回答してくれます。さらに興味深いのは、回答文をクリックすると関連する書籍のページまで表示してくれること。まるで熟練した講師が隣で教えてくれているような感覚です。

質問できる読書体験は最高すぎる

従来の読書は、著者が一方的に語りかけ、読者がそれを受け取るという構図でした。しかし、AIが本の内容を理解し、読者と対話できるようになったら、読書体験はガラポンで変わるはずです。

本を読んだうえで理解が曖昧な箇所があれば、「ここがよく分からないのですが」と質問できます。AIは読者の理解度に合わせて、丁寧に説明を重ねていきます。インタラクティブ読書体験、AI読書です。

本に書かれている内容について質問できることはもちろん、直接は書かれていない応用的な質問にも答えられそうです。「この知識を使って在庫管理システムを作るには?」といった実践的な質問にも、本の内容を基に適切なアドバイスを提供してくれるだろうと思います。

AI読書を実現するための課題

AI読書体験には、まだいくつかの壁が立ちはだかっています。

最も大きな課題は、AI読書できる本が限られていること。現状では、出版社が個別に実装する必要があり、多くの本では利用できません。

また、技術面での課題も存在します。現在のAIは、書籍1冊分のテキストを丸ごと処理することが困難で、処理コストも高額になりがちです。

Kindle端末にAI搭載がベスト

これらの課題を解決するベストな方法は、電子書籍リーダー自体にAIを組み込むことです。例えば、KindleのようなデバイスやアプリにAI機能が標準搭載されれば、すべての本でAI読書が可能になります。

デバイス内で処理を完結させることで、プライバシーを保ちながら、オフラインでも快適なAI読書が実現できますし、トークン消費量を気にする必要もなくなります。

本1冊1冊ではなく、読書端末側にAIが搭載されれば、複数の本を横断した対話もできるようになる可能性があります。「このトピックについて、ドラッカーと稲盛和夫の考え方を比較して」といった質問ができれば最高です。

本を「読む」から本と「対話する」に変える、できるシリーズで実現したこの機能、全部の本で使えるようにしてほしい!

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