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『大阪経済大学”大樟祭”「メタ・マルシェ2024」メタバースが社会に超!実用的に実装される時代へ』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.10.23

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■産学連携メタバースを通じ地域社会と未来を繋ぐ!大阪経済大学の大学祭 ”大樟祭” との共同イベント「メタ・マルシェ2024」開催決定!

10月25日(金)~10月27日(日)にかけて行われる大阪経済大学の学園祭「大樟祭(おおくすさい)」で、リアルとバーチャルの融合を通じて地域社会との結びつきを深めることを目指した、産学連携メタバースを活用した共同イベント「メタ・マルシェ2024」が開催されます。

今回は大学の学園祭の場を使った実証実験ですが、学園祭だけでなく、音楽ライブなどイベント会場、大型ショッピングモールなど商業施設、さらには駅前の大きな街に至るまで、リアルな世界とバーチャルなメタバースが並行して存在することによって、私たちの日常は大きく変わる可能性を感じさせるプロジェクトだと捉えました。

一時期の流行り言葉を超えて、実際に社会の役立つ存在に一皮むけつつある「メタバース」。リアルとバーチャルがどのように共存し、私たちの生活をより便利にするのか、そのメリットを掘り下げていきます。

リアル連動メタバースが解決する課題

大樟祭の「メタ・マルシェ2024」の大きな特長が、リアル会場とメタバース会場が同時開催され連動していることです。これはお城などをモニュメントにして単独で作られたような「いわゆるメタバース」のアレとは別の価値をもたらします。

リアルとバーチャルが並行して存在することで、さまざまな利便性が生まれます。学園祭だと共通イメージを持ちづらい面があるので、「メタ・マルシェ2024」実証実験の向こう側にあるだろう、商業施設の導入事例に例えて説明していきます。

・混雑状況を把握

大型ショッピングモールのフードコートが非常に混雑していて困った経験がある方は多いのではないでしょうか?その混雑状況を手元のスマホでメタバースを通じてリアルタイムで再現することができれば、今どの店舗が空いているのか、どこに座席があるのかを俯瞰して確認でき、効率的に施設内を移動できます。

・「マップ」を提供

ショッピングモール内にはどんな店舗がどこにあり、どのようなメニューを提供しているのかをメタバース上の「マップ」で事前に確認することができれば、無駄な歩き回りを避け、スムーズに目的の店舗へ向かうことができます。

「マップ」が頭に入ることで、もしもの時の避難経路やエスカレーターの位置も頭に入るため、安全性が向上します。

・オンライン決済で行列緩和

メタバース側でお目当ての商品を買っておき、支払いをオンラインで済ませることで、リアル店舗のほうでは商品の受け渡しだけで済むため、店舗前の行列も短縮されます。

ショッピングモールのテナントではあまり行列はないかもしれませんが、音楽ライブ会場での食べ物やグッズ物販では特に効果的で、現金の受け渡しやお釣りの準備がなくなる、行列を捌くスタッフを減らせることもメリットです。

・リモート接客

バーチャル空間では接客業務をリモート化できるというメリットがあります。自宅を離れづらい子育て中の方や障がいのある方でも自宅からリモートで働けるという大きな利点があります。人手不足が社会問題になっている現在では、より幅広く柔軟にスタッフを確保できることが大きなメリットになります。

・外国語の自動翻訳

オンライン接客で外国語を自動翻訳する機能を活用すれば、多国籍のお客様にもスムーズに対応できるため、国際的な接客にも強みを発揮します。リアル店舗の業務を商品の受け渡しのみに限定することで、顧客満足度を高めながら語学堪能なスタッフを店舗に配置する必要がなくなります。

「並行世界」リアル連動メタバースは実用性で広がる

このように、リアルと並行して存在するメタバースは、これまでのバーチャルだけに作られたメタバースとは全く違う、超実用的な体験価値をもたらします。

全体の混雑状況を把握し、待ち時間を減らし、店舗や商品の情報を効率的に取得することで、リアルな世界での利便性が飛躍的に向上します。また働く人々にとっての新しい働き方の提供やグローバル対応など、大きな社会的な意義もあります。

リアルを便利にするためのバーチャルなメタバースは、メタバースに懐疑的だった人にとっても納得感が高いものではないでしょうか。今後いろんな街・商業施設・イベント会場などが次々にデジタルツイン化されていくことによって、文字通りの「並行世界」が広がっていくだろうと思います。

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