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学級懇談会はチャンス!!少ない労力で保護者の心をつかめ!!

個人的に学級懇談会ってすごく大切だと思っています。
保護者の方に、自分という人間を知ってもらい、これから一年間楽しい時も、辛い時も、一緒に子育てを協力して進めていきましょう。というメッセージを伝えるいい機会だと思っています。
もちろん、モンスターな方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの保護者の方は自分の子どもに立派に育ってほしい。学校生活を笑顔で過ごしてほしい。と考えているはずです。一緒にお子さんを見ていきましょう。という視点が大切な気がします。

モリックの学級懇談会

使いまわしているメモ プリントはもっとちゃんとしてます。

①自己紹介

 ・基本情報
  名前、出身、教科、部活、年齢など
 ・「へぇー知らなかった。」と思われる情報
  家族構成、家族でハマってること、最近のブームなど

 【ポイント】
 ・自分の多面的な部分を見せるようにしています。
 ・「こんな先生なんだ」って、知ってもらういい機会。
 ・とはいえ、長くなりすぎないように注意⚠️

②保護者自己紹介(サイコロトーク)

なかなか保護者同士顔を合わせる機会がない。
保護者同士お互いを知り、協力し合おうとする体制を作ります。
そのためにも、お互いの顔と名前を覚えてもらうことも大切です。
※実際、私が自分の子どもが保育園でトラブルに巻き込まれた時に、その保護者の方の顔を知っていたので、穏便に済ませよう…と思った経験より。相手の顔を知らないと言いたい放題言えてしまいますからね💦

 ・サイコロトーク
 1人ずつ「名前」「テーマに関する話」の計1分ほどで話してもらいます。
 テーマは保護者にサイコロを振ってもらい出た目のテーマについて話してもらいます。例)①最近子どもがハマってること ②最近子どもが成長したと感じること ③最近子どもにイラッとしたこと ④最近子どもがかわいいと感じたこと ⑤最近子どものことで心配なこと ⑥子どもの名前の由来
→ただの自己紹介よりも、ハラハラ感があり、メリハリもあって、雰囲気良く自己紹介できます。

 【ポイント】
 ・テーマはあくまで参考に。無理強いをしない。
 ・まずは担任からスタートして、見本を見せる。適度にうなずいたり、あいづちを打ったりして、話しやすい雰囲気作りをする。
 ・子どもの悪口大会にならないように、テーマはプラスを多めに。
 ・メリハリをつけるために、一人一人丁寧に拍手する。これだけでだいぶ違う。
 ・いろんな自己紹介、テーマについて話してくれますが、結局子育てで悩んでいること、幸せだと感じる瞬間は、子ども、家庭が違えど同じ。抱え込みすぎないで、ぜひ相談してください。協力しましょう。と伝えてます。 

③学級経営方針

学級経営方針の案です。これを参考に保護者の方々に説明します。

 この一年間で自分がクラスづくりで大切にして行くことを保護者の方に理解していただきます。学級懇談会で学級経営方針について触れておくと、後にトラブルの時にも、同じ視点で保護者の方と、生徒指導することができるようになります。
 実際に、面談後に「先生がおっしゃるように、この自立と自律の違いを子どもに伝えるの大切ですね。家でも意識してみます。」みたいに言っていただけたことがあります。

④最近の学校の様子

 ・写真のスライドショー
 iPadで日頃撮りためた(意識的に)写真をアルバムにし、スライドショーでテレビに写し出します。そのスライドショーにその時の様子を簡単に補いながら、今のクラスの状況、雰囲気、良いところ、課題点を共有します。ただ写真を見るだけ、ただ様子を口頭で説明するだけより、説得力・納得感が違います。ほとんどの保護者方がうなずきながら、前のめりで話を聞いてくれます。

【ポイント】
・最近の様子を伝える
 結局、保護者の方々が一番知りたいのは「うちの子の通っている学校、クラス、友達はどんな感じなのか?」「担任の先生はうちの子をちゃんとみてるのか?」だと思います。写真も準備して、補足で口頭で説明して、納得しない保護者はいないでしょう。
・全員分の写真を準備
 全員分の写真が映るように、グループごとにまとまって写真を撮ること。グループ活動をしている時に、全班写真をとる。そしたら、6枚で全員を確実に撮れます。「うちの子一枚も写ってなかった…」は最悪。

準備時間なんと…

この懇談会の準備に使う時間は20分以内
・レジュメの準備(5分)
  ※昨年のものを軽く直すだけ
・サイコロの準備(10秒)
・学級経営方針の訂正(5分) 
 ※昨年のものをアップデートして訂正
・スライドショーの準備(5分)
 ※こまめに写真を撮り、アルバムに入れてあるので特に準備なし。
・プリント類の印刷(5分)
 ※レジュメと学級経営方針を一枚にして印刷

少ない労力で保護者の心を掴みましょう。
そのためにも一回はちゃんとレジュメ等を作って、データに残しておく。そうすることで毎年楽しい学級懇談会を作れます。今年の学級懇談会のあとに生徒から「お母さんが学級懇談会楽しかったって言ってた。」とか、別の生徒から「懇談会でサイコロトークしたの?」って言われました。好評だった証拠かな!?

さいごに


 教育は「学校」「保護者」「地域」などいろんな人と関わってできたほうがいい。そのなかでも、子どもと一番近い「保護者」と「学校」がタッグを組むことは本当に大切。学級懇談会というチャンスを逃さず、保護者の方との信頼関係を築き上げたいですね。


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