0800-666-8913からかかってくるC○○○○ホールディングスのキャンペーン勧誘が悪質だと思う理由
最近、上記の電話番号から朝昼晩と頻繁にかかってくるので、どう考えてもセールス(あるいは詐欺)の番号なので無視し続けてたのですが、あまりにしつこいので意を決して出てみたら、結構、悪質だと思ったのでメモしておこうと思います。
ちなみにC○○○○ホールディングスは、
主要株主が、カ○○○○・コンビニエンス・クラブ株式会社 株式会社三 ○○○フィナンシャルグループ 三○○○カード株式会社
関連会社が 株式会社○マネー 株式会社○ポイント ウ○○○リテールソリューション株式会社 A○○マーケティング株式会社
ということで、ちゃんとした企業だと思います。
電話の内容は、○ポイントカード(利用客情報)経由の、○○製薬の化粧品(美容液)のセールスです。
1万6千円くらいの○○製薬の美容液が2千円で買える、とのことでした。
開始早々、まずは一方的にマシンガントークを5分くらいノンストップで延々と聞かされます。
あまりに一方的に話し続けるので「AI音声か?」と思い、無言で静聴。
スピーカーで放置していると、時々『○○さーん!』と、私の名前を呼ばれたので、AIでないことが確認できました。
向こうの言い分は『○ポイントの顧客サービスの一環』という位置付けなんだけど…。
今回の内容でいえば、『高級品を安くで買える』というのが○ポイントが考える顧客サービス、ということらしんですけれど、そもそも、押し売りなので、何のサービスにもなっていないと思います。(せめて無料おためし、なら理解できますが…。)
っていうか、○ポイントの本当の顧客は◯◯製薬さんだと思うので、少なくとも私へのサービスではないですよね…。
途中の説明(トーク)を聞くに、おそらくYoutubeの広告シナリオかセールスレターの原稿をそのまま読んでるよね?
って感じの流れで、最後に「ぜひお使いください」って言われるんですけど、スマホの画面に申し込みボタンでもでてくるのか?と、吹き出しそうになります。
セールスレターってあくまで『目で読む用』なので、そのままシナリオをトーク(音声)で読み伝えても、頭に入んないんですよ。
まして美容液でしょ?見た目の効果がわからないと、ピントこないのに。
だからこそ、ちゃんと『耳で聞く用』のシナリオにしないと難しいよね…。
と、ここまで考えてハッと恐ろしいことに気がついた!!
そう。頭に入らないんです!
この時点でようやくC○○○○ホールディングの公式をのぞいてみたのですが、先述のとおり、元がしっかりしている『ちゃんとした』マーケティング企業であることがわかります。
つまり、これは『わかってやってるな』ってことです。
要は、『ワーワーまくし立てられると思考停止する人』が一定数いる、ということです。
世の中には一定数、耳で言葉を聞いていると言葉の情報処理が追いつかず、何を言われているかわからなくなる人がいます。
そういう方は、グイグイ押されるれると断れない人も多いのです。
「まさか〜」と思うかもしれませんが、経験上、いるんですそういう人が本当に。
それは大きく2タイプに分かれます。
まずは、優柔不断というか、自分で決断できずに決定を人に依存する人です。
『お得』と聞くと、とりあえず条件反射で『ハイ』と言ってしまう。
自分にとって本当に必要か?を考えるよりも、「損したくない」「得したい」というところが作用しやすい人、と言えます。
で、そういう人は別にいいんです。損得勘定自体は悪いことではありません。(他人を犠牲にしない範囲であれば)
問題は、高齢者で認知症初期の方、あるいは精神的な疾患や境界知能などで、自分の意思決定が難しい方の場合です。
こういう方は、電話口でいきなりマシンガントークされると、情報処理が追いつかず、思わず相槌を打ってしまう(『はい』と返事してしまう)とか、理解できていないことを相手に悟られたくなくて『はい』と返事してしまう、ということがあります。
現に、世の中には『相手に考える暇を与えない』というセールス手法も存在します。
実際に今回の電話を受けてみて、私も、話が長すぎ&一方的すぎでウンザリして、内容はほとんど入ってきませんでした。
それの何が悪質と思うか?と言えば。
これ、トークの終わりに『ぜひお使いください』と言われるのですが、うっかり「はい」とか「わかりました」とか返事をしてしまうと、実際の商品が『後払い』で送られてくるんです、○カードに登録している住所に。
で、ここからが私が個人的に超ムカついていることなんですけど。
仮に、よくわからないまま『はい』と返事してしまい、その気がないのに商品が送られてきたとして。
しっかりと判断できる人であれば「そんなつもりなかった」とか、同封の説明書読んで返品の対処ができると思います。
ですが、自己判断が難しい方にとって、こういった作業や流れは、かなりハードルが高くなります。
その理由は様々ですが、例えば「そもそも解説書が理解できない」という方もいらっしゃいますし、「自分の失敗(不要な購入)を家族や周囲にバレたくない」とか、そういう方もいらっしゃいます。
むしろ、「ちゃんとできない自分が悪い」と思う方もいらっしゃいます。
『本当は必要ない、でも返品できない』(方法がわからない・面倒臭い・バレるのが怖い)という方にとって、2千円は泣き寝入りしやすい金額じゃない?って思います。
つまり、『そういう人がメインターゲット』ってことですよね。
これ、ちゃんとした会社だったからこそ計画的だと感じています。
そもそも、すごく違和感あったんですよ、最初から。
だって、美容品系は『耳で聞いても効果(肌の状態など)がイメージできない』ので電話セールスは難しいのに、「変なセールスだなー」って思ったんですよね。
さらに、あのセールストークの内容だと、普通の人は最初のトーク20秒あたりで切ると思います。
(っていうか、ほとんどの人は0800なんてヤバげな番号出ませんよね。
ということは。
『自衛する能力が低い人(電話に出てしまう人)』または、切らずに最後まで『聞いてしまう=思考停止してしまう人』こそがメインターゲット、ということです。
とにかく『知らない番号には出ない』これしかありません。
普通はそういう人がほとんどだと思います。
でね。そう考えると、やっぱり「用心できない人」をターゲットにしてるって見え隠れするから、余計にムカつくんですよね…。
多分、商品そのものは別段、変なものではないと思います。
(私は興味もないので調べていませんが、○○製薬というブランドがあるので。)
なので、「ちょうど今、その美容液が欲しいと思ってたのー!ラッキー!」という方に運命的にセールス電話が入ったのであれば、とてもとてもお得な買い物、なのかもしれません。
ですが私はその美容液は全く聞いたこともないですし、そもそもセールス内容をきいても、1ミリも魅力的ではなく(というか、その美容液を使うことによるベネフィット(私のメリット)が全く伝わらなかったので)、もちろん購入しませんでした。
そもそも、私的には見たことも聞いたこともない美容液です。
知らない人に知らない商品を「高級」「お値打ち」と勧められても、それを信じる根拠がありません。
そもそも、厳密にいえば。
今回の電話の内容が本当かどうかすら、信じるに値しないレベルなんですよね。
私は煽り商法は嫌いです。
商品を宣伝・販売するための文章をずっと書いていますが、必要のない人に「あたかも必要か」のような売り方をするような方法は本当にやめた方がいいと思っています。
そういう環境にいるからこそ、見えるものがあります。
もちろん、私はそういう商法に加担するとカルマ積むって思うので、一切、加担しません。
欲しい人に、欲しいものを。
これがちゃんとできていれば、普通に商品は売れます。
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