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インド人と時間#4(昨日と明日は同じ)

インド人の時間の考え方で面白いところですが、
ヒンディー語では「昨日」と「明日」が
「Kal」という単語で同じなんですね。。
ちなみに、「一昨日」と「明後日」も
「parso」という単語で同じですね。
もちろん、「さき一昨日」と「明々後日」も
同じ単語のようです。
まあ、文脈で未来か、過去かは判断がすぐにつくから
問題ないのでしょうか。
にしても、ちょっと不便なのでは?と。
あまり英語になれていないインド人が、
yesterday というべきところを tomorrow と
間違ってしまうこともあるとのこと。
私は経験がありませんが、
単語として kal = tomorrow と覚えてしまったら、
ありそうな話ではあります。

インドでも南方のタミル語、テルグ語は違う単語の
ようですので、ヒンディー語だけで一般化するのも
まずいのかもしれませんが、
未来も過去も同じ時間差であれば、
同じ単語になるということは、
インド人にとっては、時間とは、
現在からどれだけ離れているか、が大事
ということです。
私たち日本人がイメージする、時間が矢印のように
流れていくものではなく、現在を中心にぐるっと
回っているようなものとして捉えているのかなと。

いい話かどうかはありますが、ヒンドゥー教は
輪廻の考え方がかなり入ってきていますから、
時間も輪廻として一方向ではなく、
巡り巡ってくるものなのでしょう。
何だか観念的な話になってきましたが、、
そう考えると、例の IST に悩まされても、
少しは気が紛れるかもしれませんね。

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