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皆さんは毎日の食事をどのような基準で選んでいますか? 今日は少し細胞レベルで食事を考えてみませんか? 食べる事によって脳や骨、内臓や血管、筋肉など…私達の体を構成している60兆個もの細胞が維持されています。 凄く当たり前ですが、私達の体は食べた物によって出来ています。
コルチゾールなど多くのホルモンを作り分泌している副腎(臓器)はストレスによって最もダメージを受ける器官です。 ストレスが大きく長ければ副腎はどんどんホルモンを作り、繰り返し放出しなければならなくなり疲弊します。 午前中に鬱気味になったり強い疲労感がある人は副腎疲労かもしれません。
血糖値が急激に上がるとそれを下げる為にインスリンが過剰に分泌されます。 逆に下がった血糖値を上げる際にもアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンが放出されます。 その影響を最も受けるのが自律神経であり、様々な精神症状(うつ、焦燥感、イライラ、不安感、恐怖感)を誘発します。
脳の神経伝達物質の主な材料はタンパク質です。 L-グルタミン酸、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンの形で脳内に入ってきます。興奮系のホルモンが増えると同時に抑制系のホルモンも作られるようになっていますが合成がうまくいかない原因の1つにビタミンB6の不足が考えられます。
甘い物を食べるとイライラがおさまると言いますが、実はそこには問題が隠れています。 血糖値が上がるとインスリンが分泌され、トリプトファンの比率がアップすることにより幸せホルモンのセロトニンが合成されます。しかし、これは瞬間的な事でありさらに甘い物が欲しくなるというループに陥ります。