ファミチキは好きなのにセブンの方が居心地がいい。そしてなぜ日本や英は米仏などより交通事故が少ないのか。
一番好きなコンビニはどこ?と聞かれた時どのコンビニの映像が出てきただろうか。
自分はずっと昔からコンビニはセブン派で、ここが揺れ動きかけたことはない。ただ別に他のコンビニが嫌いというわけではなく、ファミチキや靴下はたまに買うし、ローソンのプレミアムロールケーキは至高のコンビニデザートだし、北海道のセイコーマートで食べた温かいいくらのおにぎりは、これのために北海道に住んでもいいのではと頭に過るくらい感動した。
しかし依然として自分はセブン派のままであり、ファミマはなぜか違和感が残る。好きなコンビニは?と聞かれてファミマが第一想起に浮かんだことはないし候補として出てきたこともない。
(注1.決してCt70の販売を制限しているO O忠が嫌いだからではない。)
(注2.セブンのマーケ部隊がお前のTopofmind掴んでるだけだろという優秀なブランドマーケターの批判もここでは受け付けないこととする。)
しかしどのコンビニの商品も好きで、そこの差異はどこにあるのか。ずっと昔から考えていたが、最近少しわかってきた。
それは何か。空間的な居心地の悪さだった。
そしてこれは非常に感覚値的な際に帰属するものであり個人差があるため決して批判をしているわけではない。
左側通行の方が交通事故が少ない???
以下のランキングを見てほしい。世界の交通事故死亡率をOECDのサイトから引用して、Chatgptに投げ整理、その国の交通ルールをもとに通行方向のデータを勝手に追加した。それをBardでスプシ出力の形式に変更し作成したお手製 国別ランキング・推移である。10〜29位の国は視覚的な問題で省略したが全て右側通行であり、左側通行の国には橙色でカラーリングしている。
見てわかる通り左側通行の国の方が死亡率圧倒的に少ない。
ちなみに南アフリカ共和国は飲酒やドラッグ引用によるひき逃げが多いとあり、それがこの数字に引き上げてしまっているがイギリスやアイルランドは別格である。
自分で立てた仮説からデータ引用し検証してこんなにも綺麗に行くとは思わなかった。やっぱり人間は視界の右側のものに警戒心を払う傾向があるのだろう。
右ハンドルで追い越し車線が右なら追い越した側は、左車線の警戒にあまり意識を使わなくて済むし、対向車に意識を向けれる。また歩行者側のメリットとしても左側通行であれば建物が左側にあり、車や自転車など衝突のリスクがあるものを視界の右側における。建物から何か飛び出てくる可能性は低いので交差点やガードレールがない歩道でも比較的安全に歩けているのではないだろうか。
もちろんこれは推測にはなるがこういったことに繊細な自分の感覚値の話をすると、道路の右側を歩いているときは車両がすごい気になる。
左回転が優位な世の中
陸上トラックは左回りで、左回りの方がタイムが早いので左回転になった。コンビニやスーパーは入店後左回りに動く方が10〜20%売り上げが高いと言われる。螺旋階段は緊急時に使用されるための階段だが降りる際に左回りになっている。
これは脳の仕組みが作用している説がある。
左右それぞれ機能はあるが右脳は空間の認識能力に優れている。視界と脳がは左右反対に連動しているため人間は視界の左側の空間能力に長ける。よって右側のものに相対的に恐怖や危険を感じやすい。お化け屋敷は右回り。横に並んで安心感があるのは左側にいる人。机の上も右側に置いてあるものは気になるが左側のものは散らかっていてもあまり気にならない。
試しに自分の左側にスマホを置いて作業をして欲しい。右に置く時よりもスマホが気にならなくなり集中できると思う。個人的には机に座って作業する際、机の上絵のものをガサっと左に写す。これだけである程度散らかっていてもすぐに作業に取り掛かれる。
セブンがなぜ居心地いいか。
マーケターにとってはたまに出る話だが、「人間左回りの法則」とよばれる上記の法則は、人が自然に動くときに通る経路は「左回りが良い」といわれています
コンビニでは、入口から左側に雑誌・飲み物・お弁当などのよく売れる商品を配置しています。そのように配置したほうが消費者の目にとまりやすく良く売れるからです。さらにあのディズニーランドも「人間左回りの法則」にしたがって作られています。
しかしアトラクションでのお化け屋敷は逆になっている。ホーンテッドマンションは何周り?ぜひ目で見て確かめていただきたい。
セブンは上記の法則に従う店舗が多く、入り口入ってまっすぐ進みレジを右手にお弁当飲み物そしてお菓子の順で回ることが多いなんていう心当たりがある人もいるのではないだろうか。
こういった細かい空間の設計は人間の行動心理や身体の特性に基づいた行動経済学や空間デザインの学問は面白い是非何か一冊手に取ってみてはいかがだろうか。
以下の記事もマーケティングと行動心理的観点でのビジネスの施策の一つである。もしよかったら読んでいただきたい。
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