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親の介護と実家の話+自分のこと(5)

今日は、今、私を悩ましている『家』の話です。

両親が住む家は旧借地権法で建てられた古い家です。借地権には、旧と新があり、旧借地権は「借りている側」の権利がとても強いのです。私も良くわからないのですが、祖父母の代から建っていて、きっと戦後、そのエリア一帯、なんとなくみんな地主から土地を借りて建てた家がたくさん建っていたんだろうなと思いますが、実家は更新料を払ったのは過去1回しかなかったように聞いています。ご近所さんで家を建て替えりしているところもほとんとど借地権のままのようにです。それは底地がとっても高いからなんですが。どのエリアとは言えませんが現在1戸建てでも億超えしているような地域ですから。最近では更新料を払えない高齢者家主が、1軒・2軒と立ち退いて行って、新しい住人が住み始めたりしています。

そんなところに、おそらく実家は最後のボロ屋として今も佇んでいます。あ、今までの投稿に使ってる写真はその家の写真です。

そんな実家も2023年12月末に更新の期日が迫ってきています。数年前から、地元の大地主が大手の不動産会社の底地権を売ってしまったのですが、地主からすると持ってても何の得もない土地なんだと勉強した今ならよくわかります。

1人っ子ていうのもあり3年くらい前から、ざっくりした更新料・底地権買取金額・立ち退き料などを新しい地主から私に提示されていました。時期が近くなったら話合いましょうということになっていました。

一応両親にも金額は伝えていたのですが、父は「そもそも更新料なんて払う必要あるのか?」みたいなスタンスだったので、きっと揉めるんだろうなとは予想していました。地主には、とりあえず相続するのは私しかいないけど、「現状そこは父の持ち物なので、直接話してください」と地主(というか単なる担当営業マン)に依頼していましたが、なんと父は強気にも更新料を値下げ交渉をしており、その回答を今年の年明けに出してもらう約束をしていました。

そして出てきた回答が底地権1,000万円値引きのお買い上げ依頼が飛んできました。実は更新料も父の「言い値」にしてくれたのですが、そこで私は、その土地を使った賃貸アパートの検討に入ってしまったのでした。今思うのとそんな計画をしてしまったのが良くなかったかもしれません。でも先々のことを考えたら持っていた方が良いように思うし、今でも正解は分かりません。

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