人工呼吸器と延命治療 その1
本当は(9)の続きを書こうと思いましたが、先週父が敗血症とてんかんを起こし、施設から救急搬送されました。今の気持ちを今書いた方がいいかなと思い、今日は現在進行中のことと自分の気持ちについて語りたいと思います。
10月末に今年3回目の退院をしました。施設に戻った父でしたが、全介助状態であるものの、とろみ食で4割程度の食事を取って水分も少ないながら摂っているということで少し安心していました。なので私は自分の普通の生活をしていたのですが夜中12時に電話が鳴りました。また母から電話かな?と思いきや、表示が施設からの電話とわかり、寝ぼけながら電話に出ました。施設の人から「お父さんが、食べたのものを吐き泡を吹いていて、目が変な方向を向いて痙攣を起こしています。救急車を呼ぶので今すぐ来てください。」と言われました。慌ててどうしたら良いかわからず、夫を起こしてタクシーで施設に向かいました。到着するとすでに父は救急車に乗っていて痙攣を起こした状態でした。夫からしっかりしろと言われましたが、私はパニックになっていて何をどうしていいかわからず、夫と二人で救急車の乗りました。
夫は「お父さん、しっかりして!」など声をかけていましたが、私は目の前の状況を理解することも難しく、ただ父の手を握っていることが精一杯でした。
やはり搬送先の問題で救急隊の方が苦労していました。ベットの空きの関係で病院を2件ハシゴすることになりました。2件目の病院で、意識不明で点滴や装置に繋がれ父をぼーっと眺めることしか私にはできませんでした。
そんな状況の中、朝5時ごろ、医師から「二酸化炭素が体に蔓延していて、人工呼吸器をつけなくては命に関わるかもしれない」と言われたのですが、状況がわからずオロオロしていたそばで、夫が私の母に確認しないと言ったと記憶しています。施設に電話をかけてみたのですが、また寝ているとのこと。起きるまでちょっと待つことにしましたが7時ちょっと前くらいに、「もう危険です。どうしますか?」と聞かれ再度施設に電話して母を起こしてもらい、なんだかわからない状況で人工呼吸器をつけることになってしまいました。日本では1度呼吸器をつけると基本的に外せないことを後から知ります。そこからどのように治療を続けるのか?家族の判断に委ねられるため、私は重い決断を医師から迫られることになるのでした・・・。
ちょっと長くなってしまったので、この続きはまた後日書かせて頂きます。しばらくここに記事を書く余裕がないかもしれないですが必ず戻って来たいと思います。悩めるビジネスケアラーに想いが届きますように。
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