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「100年続く地方創生ビジネスの秘密 ー世界標準・日本唯一の事業のつくり方」を読みました

この本は友人の山口陽平さんが書いた地方創成の本です。
地方創成については色々なところで議論されていますが、やはりまず経済面でどう活性化するのかという点大事だと思います。コストをいくら下げても収入がないと長続きしないからです。
昨今、海外からのインバウンドが増えている中で、地方の良さをいかに顕在化し、それを活用し人を呼び込むのか色々なヒントが書かれています。
例えば現在はプロセスエコノミーであるという考え方。クラウドファンディングのようにそこに参加するとかストーリーに共感するとかという考え方です。これを打ち出すことにより、共感し参加したい人達が集まる経済圏が出来上がります。ふるさと納税から次に第二市民権制度というものが検討されているそうでこのような方向にいかに巻き込んでいくのかが大事になってきます。
また交通手段や新しい技術の活用(ドローンや地域アプリなど)により活性化する手段を活用することも大事と書かれています。
更に地域のコンセプトを作るうえで、11のレイヤーが書かれています。
地殻、地質、地政、土地、気候、文化・歴史、第一次産業、第二次産業、生活、環境、制度です。
これらから未来を予測し、どこにでもある田舎にならないようにすることが大事だそうです。
地域通貨や留学制度、支援制度、ニッチ産業活性化など様々な成功事例が書かれています。地方自治体の皆さんぜひ読んで参考にしてください!

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