「シン・日本の経営 悲観バイアスを排す」を読みました
この本はバブル期に書かれた「ジャパンアズナンバーワン」に次ぐ、外国人が書いた日本の産業を解説する本だと聞いて読みました。
いわゆるバブル後の失われた30年という時間が本当に無駄だった訳ではなく、日本の経営者はゆっくりそしてしっかり会社の体質を変え、部品や製造技術領域で目立たないけど様々な産業で日本無しでは作れない状況を作った。
明らかに日本の経営者は優秀で世界でもまれに見る産業構造を作っていると。
もちろん日本には様々構造的な課題はあるものの、日本が文化的に強い我慢強く改善を繰り返す力がいかせる領域で世界に影響力を与えていますね。アメリカや中国のような大国をまねるよりもスイスのような個性を持ち強みをいかした国の在り方は今後分断する世界において存在感を増すのではないかと感じました。