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いくらビジネス書を読んでも人生変わらないあなたへ。情報は捨てていかなければいけない!

「お金が欲しい」「副業したい」と思い毎日ビジネス書を読んではいるけど、毎月数十冊読んでも何だかパッとしない。しまいには結局自分は何をしたいの?と思い始める、そんな状況になっていませんか?

まさに私がそういう感情になっている時、ある本に出会い妙に腑に落ちたので今日はそれをご紹介したいと思います。

がむしゃらに情報収取で悲劇へ

「学習性無力感」という言葉をご存知でしょうか。子供が親に「あれをしなさい」「これをしなさい」と必要以上に干渉することで自発的な感情を奪われてしまうという心理学用語だそうです。こうなっていまうと次に何をすればいいか指示されるまで分からなくなってしまいます。今思うと私にもこれと同じようなことが起こっていたのかもしれません。

無駄な情報は取り込まない

まずは「要点だけに集中して情報を受け取る」ということが大事になってきます。そのためには自分に必要な情報とは?と考える必要があります。

自分に必要な情報とは?

「やりたいことを考える」という作業が必要になってきます。急に言われてもたいていの人には分かりません。ここでいう「やりたいこと」とは「お金持ちになる」とか「成功する」とかそういう漠然としたことではありません。

心の底から「こうなりたい」「こうしたい」と湧き上がってくるほどの感情を具体化したものです。それはやがてあなたの「人生の目的」となるでしょう。そのために必要な情報が「今、あなたに必要な情報」と言えるでしょう。

やりたいことを考える方法

1.「やりたいこと」を考えて紙に書き出す

この作業はかなり面倒です。誰に見られるかも分からないし、正直やりたくないです。しかしこの作業は確実に「やるメリット」の方が大きいとやがて分かります。できるだけ大きな紙を用意して、ひたすら自分の頭にあることを書いていきましょう。ここで注意するのが書き出すのは「やりたいこと」であって「やらなくてはいけないこと」ではありません。

2.もし思いつかなければ、「やりたくないこと」から考えてみる

たとえば、「会社に行きたくない」「満員電車に乗りたくない」などの項目であれば、「在宅でできる仕事のスキルを身につける」「フリーランスで自宅で仕事をうける」といった感じにつなげていきます。もしすぐに「やりたいこと」につながらなければ、「やりたくないこと」のそれが起こる原因まで考えてみましょう。

3.とにかくたくさん書き出し、それに優先順位をつけていく

すべての「やりたいこと」に順位をつけるわけではありません。まずは半分にしぼってみて、また半分にして最後の一つになるまで繰り返しましょう。

目的を明確にしたら要らない情報は捨てていく

人生の時間は限られています。貴重な時間を無駄にする前にとにかく目的を明確にして、次はそれに向けて絶対的に行動しましょう。

○要らない情報をため込んでいると

「いつか要るときのために」と考えて情報をためこんでしまうと、単に無駄だなだけでなく、自身の知能に深刻なダメージを与えてしまいます。「情報オーバーロード」や「情報中毒」というそうですが、これは麻薬以上に脳に悪影響を与えてしまうそうです。

○「情報オーバーロード」「情報中毒」の主な症状

・自分が結局何をすればいいか分からなくなる。

・新しい情報を目にした時、すぐに分からない自分にイライラしてしまう

・何を見ても楽しめなくなる

現代は情報にあふれており、自分でも気が付かないうちに情報過多になってしまいます。ビジネス書を何冊読んだところであれは単なる「成功者エンターテイメント」に過ぎないと私自身も気づくまで時間を要してしまいました。

○明確な目的があれば、それは最高のフィルターとなる

目的に沿って情報をフィルタリングしましょう。(入ってこなくする)欲しい情報だけをひたすらいれるイメージです。これを日ごろから意識的にやりましょう。たとえば私にとって芸能ニュースやどこかの都市で起こった殺人事件などはいらない情報ですので、そういうニュースは「見ない」と徹底します。

あつめた情報で思考の転換をする方法

・自分は未来に行ったと思い込む

今あなたに問題が発生しているのなら、ぜひ試してもらいたいのが、「自分は未来に行ったと思い込む」ということです。ちょっとおかしな表現ですが、あくまでイメージであり、でっちあげでいいのです。集中して頭の中でイメージしてみましょう。同じような難問にぶつかって困っている人に方法を伝えているイメージです。

・「こうあるべきだ」という形を無理やりにでも作る

まずは形を作ってしまい、その中身がどうやったら正しく機能し始めるか、そこに向けて考えていきましょう。

思考をあれこれめぐらせるより、視点を変えてみることが時に新しい発想を生み出します。未来に行ったイメージや、形から作っていくことは少し難しいかもしれませんか、試してみると面白いですよ。私はウォーキングの際に行っています。

情報は抽象化して使う

情報を得たあとは、実際に使うことで初めて自分のものとなりますが、ここで大事になるのが、前述した「視点移動」です。視点移動ができるかどうかがポイントとなります。たとえば統計データを見て、「ここで推移しているのは何か裏の情報があるのではないだろうか」、「それがこのデータにどのような影響を与えたのだろうか」と裏の情報に気が付くことができます。

情報を立体的に見るには、できるだけ深く掘り下げていくことが大事です。表面的なものばかり見ていては1面しか見えてきません。そうやって情報は抽象化していくのです。「抽象化」とは思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要点を重点的に抜き出して他は捨て去る方法です。情報を色んな視点で見て、抽象化して初めて、情報の応用が利くようになるというわけです。

実際に行動に移せない情報は要らない

ただやみくもに本を読んで情報をコレクションしていませんか?私もそうでした。「いつか使うかも」「いつか役に立つかも」と色々なジャンルの本を読みまくり、結局は何も変わらない生活を送るのです。

つまりは情報をコレクションしても意味がなかったということです。情報を使うには「行動」以外にはありません。つまり「行動」につながらない情報であれば何の役にも立たないということになります。

すぐに「行動」に移すにはどうしたらよいか

まずは実行可能なレベルになるように情報を細かく分解することです。そうすることで具体的に行動するために必要な情報へと変わっていきます。

たとえば何か問題が発生していたとして、その問題を立体的に受難な視点の切り替えで見て解決法を見極め、そしてその解決のための行動に置き換えていきます。それは他者がうまく行った方法そのままでなく、自分なりの必要なカスタマイズをすることが大事です。

行動したら必ずフィードバックを

これまでのことを実行したらそれを継続していくことが必要となります。そのためにはフィードバックをしていくことです。自分の行動にどのような反応が返ってくるのかを確認しましょう。そうやって変わっていく自分を実感することで継続につなげていけます。

目標達成率は潜在意識に関係している

目標を達成できない人は「目標は達成するものではない」という感覚が染みついているものです。大きすぎる目標を設定してしまうと、自分の中で潜在的に「どうせ達成できないだろうから、少しでも近づければ良いとしよう」「達成できなくてもこんなに大きな目標に取り組んだことが大事だ」などと思っているようでは目標など達成できるはずもありません。

そうならないためにはどうしたらよいか、それは「ムリのない目標設定で、かならず達成していく」ということを繰り返して、段階的に最終目標を達成するということです。

ということはビジネス書や自己啓発本等を読む前に、自身にしっかりと向き合い自分はどうなりたいたいのかを問いかけ目標設定をする時間を設けなければいけないということなのです。

おわりに

長々と書いてきましたが、私は自分自身と向き合うなどそんなことを考えた事がなく、やみくもに色々な知識を得ることが目的となっていて、「自分はいったい何がしたいのだろう」とモヤモする日々を送っていました。

今回はこの本を参考にさせていただきました。とても分かりやすく書かれていますので、一度読んでみる価値があると思います。ご紹介しておきます。

おわりにのこの本から「心に響いた部分」を抜粋でご紹介します。

30 代、 40 代となってくると、もう人生が半分終わったという実感、そして特に何者にもなれていない自分、最も成長しやすい期間、成長した結果がこれだけという現実、そういうことをいろいろ考えるとすでに半分でも無い事に気がつき、下降が始まったのを肌で感じ、「死」というものを急に意識し始めます。そうなってからあがいてもできることは限られています。大きな目的を持ち、そのために必要な情報を見つけて活用する、そうすることでしか望んでいた場所に到達することなどできないのです。こうして自分が本当に目指すべき目的を持つことでようやく情報を得る意味が生まれてきます。           ・「人生の目的が見つかるノート術」より抜粋

今回の記事は以上になります。今回が私の初めての記事でしたので、何かと不慣れな部分があったと思いますが、これから徐々に改善していきたいと思いますので、ぜひまた読んでいただきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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