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森で開発日記~いきなりCメロから全力でエモく歌うごっこ。三十二日目~

「エモい」なんて言葉、良い歳こいて使うもんじゃない。おじさんなのに「w」で感情表現するやついるだろう。あれみっともないから辞めろよな。

けれど、そういう緩くて外聞を飾らない優しい人相手でなければ自分は戦々恐々としてまともにコミュニケーションを取れない。ラース・フォン・トリアーが死ぬほど好きだけれど、同じくラース・フォン・トリアーを好きな人が身近にいたとしてもきっとその人に自分は嫌われると思う。辛い。

プラグインを購入し、そのダウンロードとか諸々の待ち時間で「Cメロから歌う」という遊びをしていた。

エモい値段がしたからだ。歌うしかなかった。

購入したのはPowerIK。

3Dキャラクターの骨というのは基本的に、腰などの中心から指先などの末端にかけて回転情報を加算して計算する。腰→肩→肘→手→指先。という順番で回転値を設定するため、目的の位置を「指先」で示させる、という表現が直感的に設定しづらい。

しかしIKという仕組みを使えば、逆算的な設定が可能なのだ。つまり、「指先の位置」という情報だけで他の骨の回転を補完してくれる。PowerIKというのは、このIKの設定を簡単に行うためのプラグインだ。モーションには力を入れたくて、小一時間悩んだのちに購入を決意した。

昨日の日記に添付した動画の、手がスワイプする動きと体の動きとを気持ちよく連動させたくて検証していた。まだ全貌は把握できていないが、良い感触だ。きっと良くなると思う。

寝ます。

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