秋期個人戦(予選)振り返り

こんにちは。
10/19日に行われた秋期個人戦の予選の振り返りをします。

これまでの個人戦、2/3で1回戦(逆シード)を引いてきた私ですが、今回も例の如く1回戦スタートとなりました。
これだけならまだ良かったのですが、同じブロックの他の方々の名前を見て仰天。

一軍戦A級の大学のレギュラーしかおらんやん...

3勝して予選突破する未来が見えませんでしたが、戦う前から負けていてはどうしようもないので、戦う顔をして対局に臨みました。

結果
1回戦の斉藤(龍谷)戦に勝ったものの、2回戦の南出(立命館)戦で敗北。
2回戦敗退となりました。
1回戦敗退も十分ある当たりだっただけに、ここを勝てたのは大きいと思います。
将棋の内容も良かったので、この記事の最後に振り返ります。
2回戦は相雁木の将棋でしたが、端で一本取られ、手遅れになる前に攻めるも受けきられ完敗でした。
まだまだ雁木の知識が足りないですね...

[対局振り返り]
自分が後手で、雁木vs早繰り銀の将棋になりました。

(図1)

雁木vs早繰り銀のよく見る形(図1)。ここから、△同歩▲4六銀△3四銀▲3八飛△4三金右と進み、銀交換が成立しました。

(図2)

▲4六歩と突かれたので△3五銀と打ちました。ここで3六の飛車を引けば互角の進行でしたが、▲1六飛(図2)が疑問手。飛車を追っていける形になったので後手指しやすい展開に。ソフトの評価値でも後手が500点ほど良かったです。

(図3)

少し進んで図3の局面。ここでは▲2二歩〜▲6五桂で互角のようです。ただ△5五角成が8八の銀と、桂馬の両取りとなるので▲6五桂は指しにくい手だと思います。感想戦でもお互いその認識でした。本譜はここから▲3三歩△同桂▲同桂成△同金寄と進みました。

(図4)

さらに進んで図4の局面。△7四桂と打った手が角の利きを閉じつつ、飛車に当たる手で優勢を確信。▲5六飛△5五歩▲2六飛△3七角成▲3六飛△1九馬と、飛車を追いながら香車を取ってリードを広げました。

(図5)

飛車が狭かったので取られるのは仕方ないですが、その代わりが駒得+自陣馬なので勝勢に変わりなし(図5)。あとは着地に失敗しなければという段階にきました。

(図6)

▲6六桂と打たれましたが、図6の局面では詰みがあります。しっかりと詰まして勝つことができました。

投了図

疑問手はあったものの、これといった悪手はなく、優勢になってからはリードを溶かすことなく勝ちきれたので内容も満足できる将棋でした。また頑張ります。

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