マッスルインバランスの勉強です
マッスルインバランスについて勉強中です。
今日学んだことを羅列していきやす。
①病的なマッスルインバランスは機能的代償として生じる
②股関節外転筋群の弱化は腸脛靭帯の短縮で代償される
③股関節周囲筋の弱化と膝関節全面痛は関係がある
④仙腸関節の関節機能障害があり、寛骨の前方回旋を伴う患者様は、患側のハムストリングスに弱さあり
⑤腰痛を呈する患者様は、股関節伸展・内旋の関節可動域減少あり
⑥マッスルインバランスには、生体力学的・神経学的の2種類ある
⑦生体力学的インバランスは、持続した姿勢と反復された運動により生じる
⑧治療は、より長い筋を短くし、より弱い筋を強化することによって望む関節運動へと修正される
⑨静的な姿勢筋は硬くなる
⑩マッスルインバランスによる、関節や筋の位置は固有感覚の入力により負のサイクルが出来上がる
③について
膝前面痛がある群と無い群で、
股関節伸展(-52%)・外転筋(-27%)・外旋筋(-30%)
に優位な筋力低下を示していた。
⑩について
慢性腰痛患者には程度は小さいが、上位運動ニューロン障害と同等の筋の弱化と硬さを確認していた。
マッスルインバランスは、身体組織の損傷後か疼痛・炎症が出現しうる原因によって生じる。異常な関節の位置や運動の結果による(代償姿勢や代償動作等)固有感覚の入力変化から知らない間に生じていることがある。この姿勢や運動が継続されていくうちに中枢神経で新しい運動パターンとして記憶されサイクルが完成してしまう。
今日の一言
マッスルインバランスの考え方は慢性疼痛だけでなく、術後に生じる疼痛の代償に対しても参考になりそうな印象。
マッスルインバランスがすべてではないけど、評価の第一歩目として良いのではないかと今は考えている。
今日はこのくらい。またね。