無料翻訳が不調な件について
ここ最近、ゆかりねっとコネクターに限らず、翻訳を支援するプログラム(チャットボット、TwiChaDash、翻訳○○…)が調子悪いという話がありますよね。
それはなぜか?
無料翻訳は、韓国のオープンソースプログラマーが開発したgoogletransというpyhtonのライブラリを使って実現しています。
このライブラリは、おそらくGoogleのHPにある翻訳システムを活用して翻訳文を得られるようなシステムです。(プログラムの詳細を読んでいないので何とも言えませんが、たぶんそう)
んでもって、最近、HPの仕組みが変わったようです。それによって、ライブラリが翻訳の通信をすることができなくなりました。
このオープンソースライブラリのコミュニティでは、開発がとまっていますが、この開発を改めて進めていこうという動きがあります。
(ですが、このライブラリ作成も、Googleのサイトを解析して作っているようでして、これ自体「ほんとにいいのか?」という議論もある模様)
ゆかりねっとコネクターが積極的に修正にはいれない理由
ゆかりねっとコネクターには「支援なく使えるようにしてほしい」という声が寄せられます。そのため、当初有料APIだけで実装をつくって、支援の有無に限らず使えるように提供してきた時期もあります。
しかし実際に、採算がぜんぜん取れず、苦戦した時期もそれなりに続きました。
そんななか、いろいろ調べていくうちに、オープンソースのライブラリをつかえば、ユーザに無料で機能を提供できることがわかったので、「使おうと思えば使える」という実装にしています。(翻訳系BOTなども、この辺りをよびだしてつかっているようです)
しかし、各企業は高精度で動作を保障しているAPIを有料で提供していますよね。ライセンス面や情報の取り扱い面も、有料APIにおいては明確に提示されていますが、このライブラリを使った先でどんな処理となっているかはわかりづらいことになっています。
もっとも、そうやってAPIを提供しているということは、こういうライブラリを用いて使用することを各企業が推奨していることではないと察して頂けるかとおもいます。そういう点からいけば、ゆかりねっとコネクターもこの無料翻訳機能の提供は辞めざるをえないかもしれません。
ゆかりねっとコネクターとしては、これらの有料APIを使って活用しやすいように、個人で取得したキーを用いて、支援頂いた方の分を集約することで運用できるように実装しています。
無料翻訳のご利用は、無用のトラブルにつながることもあるかと思うので、使用者サイドの責任でご選択ください。ゆかりねっとコネクター提供元としては、有料APIを使って頂く事を推奨し、そしてそれらのAPI提供元の規約の範囲において活用されることをお願いしたいとおもいます。
Googleなら50万文字/月、Microsoftなら 200万文字/月の無料枠を提供しています。(執筆現在)そういう意味でも、こういうAPIをうまく使った方が安全だし、品質も保てます。