商圏を考えろ!
一昔前に比べて様々な企業で「広報活動は重要だ」という経営者が増えてきました。
広報活動が重要であることは私もその通りだと思います。
しかし、経営者の方々が言っている「広報活動」と私の伝えている「広報活動」が必ずしも=ではありません。
今回は考え方の一つで「商圏」を考えることを伝えたいと思います。
この場合の「商圏」というのは自社の企業活動をしているフィールドがどこかを考えることです。
コンビニエンスストアを例にあげて解説します。
コンビニエンスストアは全国に店舗を保有しています。そのため、新商品を開発したり人事制度を作ったりしたら全国に対象者がいるので様々な施策を試みる必要があります。
それに対して、コンビニのフランチャイズで運営している企業(オーナー)は、全国で広報活動をする必要があるのでしょうか?
近隣住民の方にしっかりと利用してもらうための活動が重要ではないでしょうか?
遠くの親戚より近くの他人といわれるように、近い人を大事にする施策を考えましょう。(とりあえず、東京の大手メディア狙うなどは違うと言う例です。)
この場合、必ずしも広報に力を割くのが正しいというわけではありません。(店舗にどのくらいの裁量権が与えられているのかによりますが)来店いただくためのSPの業務に力を入れていただいたり、来店いただいた方の購買意欲を促すための方法を検討したりするほうに力を割くほうが良策でしょう。
広報はメディアに出るのが大事なわけではありません。お客様や取引先などと良好な関係を作ることが大事です。そこを間違えないようにしてください。