「バルセロナ原則」1
「バルセロナ原則」で定められている項目の1つ目は、
「ゴールの設定は、コミュニケーションのプランニング、測定、評価に絶対的に必要なものである。」
です。
ゴールの設定とは、目的・目標・着地点などと表現することもあります。
この場合、「掲載数」「広告換算値」などを定めるのは適切ではありません。
ゴールの設定には企業がどこを目指しているかを具体化する必要があります。
企業としての「売上高」を向上させるのもゴール設定の一つです。
「売上高」を向上させることは、企業としてのゴールです。
ゴールへ到達するためには広報部門だけではなく、営業部門、管理部門、システム部門など会社全体で取り組む必要があります。
そのため、広報活動の次に目標が来るのはゴールの設定として無理があります。
(例:「記事掲載→売り上げに直結」は無理)
売上を上げるために営業社員を採用する、良い商品を開発する、販売店の買うを増やすなどがあります。これにどうかかわるかが大事です。
例えば、現在年間売上高60億円の企業があります。
「当社は20xx年度の売上高は100億円を目指します。(3か年計画)」→企業として目指すところを明確に数値化します。
3か年計画で売上高100億円にするための施策として下記を検討します。
①営業人員の確保。(新規獲得、保守を含む)
②営業人員の質向上。
③コーポレートスタッフの拡充。
④新商品開発。
⑤新しい販売経路の獲得。
例えば人員を確保するには、自社の人事制度を対外的に出していく方法があります。
出すだけではなく、他社が良い制度を取り上げていた場合、その情報を人事部門に連携するのも重要です。
広報としてはここの点で評価の測定方法を持つ必要があります。
それぞれの会社のフェーズ、商品体系など条件により異なるので考えてみましょう。