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モネ展を100倍楽しむ方法

上野西洋美術館のモネ展に行ってきました
今回は自分が巡って感じたモネ展を100倍楽しむ方法をお伝えします

1.モネについて知る

クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)は、印象派を代表するフランスの画家。代表作『印象・日の出』(1872年)は印象派の名前の由来である。

モネはフランスで生まれた画家で、小さな頃から絵が上手く、幼い頃はカリカチュア(似顔絵)を書いてお小遣いを稼いでいました
モネの描くカリカチュアは評判が良く相当売れていたそうです

その後ウジェーヌ・ブーダンという画家に弟子入りし、その頃の画風は印象派とは違う風景画を主としていました

彼が印象派と呼ばれるようになったのは、画家の登竜門と呼ばれるサロン・ド・パリに初入選した10年後
当時は写実的な絵が良いとされていた時代、印象派は美術界としては嫌われ者でした
そんな彼が印象派を求めた理由
一説には時代背景があったと言われています
当時カメラという最先端技術が登場し、これは当時の画家に大いに影響を与えました
今までは絵でしか現実を切り取る方法がなく、絵画は芸術という意味だけでなく、記録媒体でもあったのです
それがカメラの出現により、記録媒体としての絵画という面がなくなり、画家は仕事を奪われることになります
またカメラによって色という物や光についての解明がされたことで、美術にも影響を及ぼしました
このことからモネの絵は時代によって生まれたと言っても過言ではありません

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/クロード・モネ

Wikipedia

2.印象派の楽しみ方

モネのことを知ると、次は印象派の絵画の特徴を見てみよう
印象派の絵画は近くで見るとぼやけて見える
これは絵の具を混ぜて描いているのではなく乗せて描いてあるからだと思う
昔の絵の具は色はマゼンタ、シアン、イエローといった色の三原色をもとに作られ、混ざるからどんどん暗く見える
ところが同じオレンジでも混ぜて作るのではなく黄色の横に赤を置くことで遠くから見た時オレンジに見せるという描き方をすると絵が明るく見えるのだ
このことから印象派は遠くから見ることで、絵全体が明るく見え完成された形がわかる
だから最初は近づいて絵画のタッチ、絵の具の塗られ方を見て徐々に遠ざかることで見える絵画を楽しむ
これが印象派を100倍楽しむ方法だと思います

3.美術館の空気・人を楽しむ

そして何よりモネは日本人がみんな好きな画家で、とにかく展覧会の人気がすごい
今回9時半開場に対して9時50分ごろに入場したがすでに多くの人が列をなしていました
これが昼時ならもっとすごいものになっていただろう

なのでモネ展に行こうと思っている方
絶対に早い時間もしくは閉館間近がおすすめです

そしてモネ展は普段美術館に行かない方も多く訪れます
なので色んな人の感想や見え方などの話す声が聞こえます
私も回っているなかで、壁の色について話していたお姉様方の話を聞いて、あぁ確かにそうかもと面白い発見ができました
周りの声を楽しむこと
これも特別展ならではだと思いました

おまけでモネ展チケットで常設展もそのまま入れるので、そのまま常設展も巡れるのも良かったです
常設展にもモネの絵が飾ってあったので、ひっそりと堪能できました


以上のことが私が考えるモネ展を100倍楽しむ方法になります
是非おひとりでもグループでも楽しめる素敵な展示になってるので訪れてみてください

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