誕生日プレゼントに代えて
何をするわけでもなくて3人で台湾に行って帰ってきたね
これは事実ではなくて、正しくは、森が台湾にいる間に遊びに行った僕となお(2人の滞在期間はかぶっていない)となる。
2019年の12月のことだ。もう少しで2年も経つのか。
事実ではないけど、このときのことは、こんなニュアンスで歌として残しておきたいと思った。そう、ちょっとだけ字を余らせているけど、これは短歌。
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誰かが彼女のことを「この家のアンカー(船のいかり)」と言っていた。
なるほど、と思ってしまった。なんとなく安らかな気持ちで日々の生活を送ることを助けてくれる概念としてのおもし。
しかしこの家のアンカーは今まさに外されようとしている。
我が家のクラファンも近々始まろうとしている(!)。
僕たちのこの船は、この先どこに向かってどうやって進んでいくのだろう。
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台湾では特別なことは本当に何もしなかった。
森はずっと仕事をしていたし、僕は短歌を作るためにひたすら散歩をしていたし、なおは趣味の橋巡り(?)をしていたらしい。
あ、でも、ご飯を一緒に食べる回数は普段より多かったな。
いつもの暮らしのようで、けれど確かに僕たちは台湾に行って帰ってきたのだ。
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ともに日々を重ねてきた人たちが家を去るのは、さみしくないけどやっぱり少しさみしい。
それはみんなもきっと同じだろう。でも、さみしいときにするのは待つことじゃなくて、先に進むことだと知っている。
個人単位のさみしさを受け止めて、シェアハウスという生き物はずっと変わらず変わり続けている。
1人、2人、と出ていけば、また1人、2人、と入ってくるものなのだ。
だから、この家には「完成」なんてなくて、この家のこれからの日々をともに重ねていってくれる人のことはいつでも歓迎したい。
それはこのnoteを読んでくれているあなたのことかもしれない。
🐻
本当は誕生日に寄せて、なんだかいい感じの文章を書いてやろうと思っていたけど、気づけば住民勧誘のアナウンスで終わってしまったね。
よくわからない文章だけど、そのわからなさをそのまま贈りたいと思います。
このURLにリボンを巻いて、誕生日プレゼントとさせてください。
誕生日おめでとう。マイファミレスフレンドなお
花束に代えることばに巻くリボン海月みたいに風にただよう