デリシャスパーティプリキュア18話となりたい自分
ついに4人目のプリキュア、キュアフィナーレがお目見えしたデリシャスパーティプリキュア18話。
ここまでのストーリーの中でも、屈指の名エピソードでしたね。
明日はどんな自分になりたい?
自身がジェントルーとして犯した事の重大さから、プリキュアになる資格はないと漏らすあまねさん。
そこへ、ナルシストルーが現れ、囚われの身のあまねさん。
ここからの、チームデパプリのあまね救出作戦がとても良かったですね。
先週の放送でも、3人が連携しながら、プレシャスの1000キロカロリーパンチをお膳立てするチームワークが光っていました。
そして何と言っても、プレシャスの言葉が胸に響いてきました。
あまねさん...明日はどんな自分になりたい?
過去の罪への意識から、前に進めずにいるあまねの背中を押す一言。あまねの今と未来を想うプレシャスの、心の底から零れ落ちた一言でした。これが、ゆいのおばあちゃんの教えから引き出されているのも良かったですね。
どんな作品につけても、変わりたいと願いつつも変われないでいるキャラクターが、一歩踏み出す瞬間は胸に刺さるものです。その人にとっては小さな一歩でも、それはあまりにも大きすぎる一歩。
かたや、プレシャスのメッセージを受け取ったあまねさんも輝いていました。
私は...…私は、みんなを笑顔にできる、パフェのような人になりたい!!!
この言葉を発することのできた、あまねさんの心情を想うと、それだけで胸が詰まります。その心の機微が、表情にもありありと現れていましたし、役を演じる茅野さんの演技にもそれが乗っかっていて、まさに、万感の思いで「なりたい自分」をさらけ出したシーンでした。
この感情が、自分でも記憶の奥底にしまい込まれていた幼い頃の夢に由来していたのも、グッとくるポイントでした。
しゅごキャラ!でいえば、「こころのたまご」だし、アイカツ!でいえば「私が見つけた最初の風」だなあ、なんてことが頭の中をよぎっていました。
理性で抑えようと思っても抑えきれない、「なりたい自分」への感情が溢れ出た結晶のような名場面でした。
戦闘シーンの作画が格好良い
満を持してのキュアフィナーレのお出まし。
自らの過去と決別して、向き合う戦士が弱いはずもなく、まあ格好良かったですね。プリキュアは女の子向けの作品でありながら、バトルアニメとしての熱さも兼ね備えている所がとても好きです。
ストーリーの流れや、新プリキュアのお披露目という要素を差し引いても、戦闘シーンが格好良かったです。
特にフィナーレの表情には、制作陣の気合がこれでもかと言わんばかりに伝わってきました。以前にも、スタートゥインクルプリキュアの(確か)キュアセレーネの表情がものすごい気合の入りようだった回がありましたが、あの時の熱を思い出しました。
また、あまねさんへ呼びかける時のプレシャスの表情や動きも生き生きとしていて、あの名場面を盛り上げるのに一役買っていたなと思います。
終わりに
あまねさんのストーリーはジェントルーとして登場した時から始まっていて、プリキュアと対立していたからこそ、今回の名シーンに繋がったのだなと思いました。
新プリキュアが加入して益々楽しみなデリシャスパーティプリキュアです。
個人的には、1000キロカロリーパンチが好きなので、今後どういうシチュエーションで放たれるのか注目しています。