Tokyo Happy Coats『奥の細道』 【B-2】ハコモリ姉妹のFamily Historyに迫れ!
■さらに謎多きは、ハコモリ家なり。
Baugher氏とメッセージを交わす中で、ハコモリ姉妹の父母や兄弟についての情報を教えてもらった。下記である。
これが探索テーマの5番目、
5.姉妹の母の名はハコモリ・シメ。父親のファーストネームは不明。彼女たちには兄弟が2人いて、その兄弟は1960年代から1970年代にかけて体操選手だったらしい。→全国大会や五輪クラスでハコモリという体操選手が実在したのかどうか?
なのだが。
結論から先にいうと、母の名をはじめ、体操選手だったという二人の兄弟のことなど、まったく情報が出てこない。とにかく「箱森・箱守」情報へのヒット自体が極めて少ない。人物名で出てくるのは医学関係のある学者さんについてがほとんど。兄弟については、1960年代前後はもちろん、オープンに調べてもハコモリ姓の”運動”選手は見当たらないのだ。あ!と思って見たら、”箱森・町”という自治体だったりする。ったく。
■意外なところから顔を覗かせたFamily History。
テーマ5が袋小路に入ったので、気分転換にこれまで検索した結果を改めてチェックしていた。そして私はある事実を見落としていたのに気付いた。
青木深教授の著作によって『旭天華チーム』の旭天華と秦玉徳が夫婦だったという事実が判ったのだが、それまでは夫婦とは知らず別々に検索して済ませていた。改めてじっくりと結果に目を通していたら、同じ雑誌の同じページに夫婦二人が登場していたことにハッとしたのである。迂闊だった!
しかもこの「102 コマ」がどんな記事なのかと目次を確かめると、「変わり種写真アンデパンダン」というグラフ特集ページ。サムネイルの文章は写真のキャプションみたいだ。以前も触れたが、秦玉徳の結果には「珍しい体芸一家」という気になるフレーズもくっ付いている。
そこでワードを「旭天華+秦玉徳+アクロバット」に増やして再検索した。その結果が下記。
3行目に「102 コマ」(見開き2P分が1コマ)の文章がもう一つ増えた。その行には、
と書いてある。 ”お嬢さん五人”!!! しかも文章は、「東京浅草田島町の秦玉徳〜」に繋がっているように見える。これだよ!
さらに、出てきたキーワードをテキストボックスに加えながら、最大9行まで結果を拡大した。
ということで、あくまでも想像+仮説ではあるが。現れた各行を組み替えて強引に合体させると、こういう文章に相成ると思うのだ。
この記事は秦玉徳・旭天華夫妻と5人の娘たち、つまりGLHの家族のことを取りあげたものではないだろうか。GLH/THCが”アサヒテンカ””アサヒ”を名乗ったのは、それは彼らがFamilyだったからだ。私はそう確信した。
■『婦人倶楽部』をどうあっても、読まねばならぬのだ!
どうしても、なにがあっても、たとえ親の死に目に会えなくても、家内から熟年離婚を切り出されたとしても、だ、妙心殿、この『婦人倶楽部』を読まねばならぬ、そこをどいて下され、読まねばならぬのだ!!!
(とはいえ、東京の国立国会図書館へと出向くのに、お金も時間も余裕はないんすね)
そこで、古書で出ていないか、ネットオークションに出品がないか、文字通り血眼になって探した。ブツは70年前の雑誌である。無理かとは思ったが、とにかく検索しまくった。過去1件だけオークションに出品があったがすでに落札済。古書店ネットでも見当たらない。やはり叶わぬ夢のままで終わってしまうのか? でも、I Can't Quit You Baby、諦めきれない。いま一度、ヤフーオークションの『婦人倶楽部』検索ページをひとコマひとコマじっくりと目を通していく……。
お・お・お!なんと一冊、出品されていたのだっ!
オークション期間を見ると、私が必死で検索していた6月30日夕方の前日、29日22:52に出品されてたった1日間のみ。際どい差で間に合った。まるで「汝が落札せよ!」と言わんばかりの思し召し、そこに神のご意志が働いていたのは間違いない。
さて、無事に落札出来ますかどーか、記事を目の当たりに出来ますかどーか? えーめん!
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