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Tokyo Happy Coats『奥の細道』 【Bonus Track 1】もうひとつ存在したテレビ出演。

テストパターンは「しがない三四郎」氏の「X」より拝借しています。

(本稿はアメリカのTokyo Happy Coats研究家Roy Baugher氏の許可を得て日本版サテライトコンテンツとして作成、画像や情報などを共有させていただいております。)

■新しい情報が入った、とBaugher氏より一報あり!

7月7日の日曜日、七夕の午前のこと。Baugher氏からメッセージが届いた。

New information from K. M. via X/Twitter…

Baugher氏のメッセージ。
イニシャルには日本人の方の実名が入っているが露出の了解を取っていないので伏せる。

なにかと思って添付の画像を見たら、「X」上で日本人の方2名とBaugher氏がGay Little Heartsのテレビ出演についてやり取りしている内容だった。それで三者の話のテーマとなっている『国会図書館デジタルコレクション』のファイルを開いてくれとBaugher氏が私に依頼してきたのだ。

へ?『北海道放送十年』とな?

■またしても、検索野郎泣かせなお話が。

どんな話が展開していたのか、ちょっと「X」を覗かせていただこう。スクショの公開についてはBaugher氏からの了解はいただいたが、日本人ご両名には筋を通していないので、名前の箇所を伏せた上でアップさせていただくことにする。

いやぁ、驚きました。Gay Little Heartsが日本時代にもテレビに出演していたとは! 

さらにグループ名の表記が、「ゲイ・リットル・ハート」だって。わあ。

私も検索には苦労して「ゲイ・リトル・ハーツ」で1件、もしやと思って日本人ならやらかす「ゲイ・リトル・ハート」で1件探り出したけど、まだ上手の方がいらした。

この表記を書いた北海道放送の人、1942年4月の東京初空襲、いわゆるドーリットル空襲(ドーリットルくうしゅう、英語:Doolittle Raid)が頭にあったんじゃないか。

リットル+ハートのWで来るとは、も、想像つかねえ。参った、お手上げ。

■ということで、ファイルを見たら。

ちなみに『国会図書館デジタルコレクション』のパーミッションは、遠距離メンバー登録なしで閲覧できる「ログインなしで閲覧可能」、登録すると閲覧の範囲が広がり複写郵送も可能となる「送信サービスで閲覧可能」、メンバー登録しても図書館に行かねばブツを拝めない「国立国会図書館内限定」の三段階に分かれている。

問題なのは、出版社が発行した雑誌や書籍は古いものでもその多くが図書館内限定で中身を確認することができないこと。複写可能の場合でもweb上でプレビューができずページの在処が判らない場合があって、ヒジョーーーーに困るのだ。ということで、遠距離会員ではなくさらに16,000㎞離れたBaugher氏は当然見ることができない。ん?

この『北海道放送十年』は、「送信サービスで閲覧可能 国立国会図書館内/図書館・個人送信限定」でWeb上でもすぐに確認できた。

お目当ては「テレビ主要番組一覧」という章の44ページにひっそりと佇んでいた。

■私のオルゴール 午後12:40〜1:00 放送月日 4・20 タイトル 「ゲイリットルハート」

『北海道放送十年』北海道放送放送業務室 1963年

北海道放送の開局日を調べると、テレビについては1957年4月1日とあるので、Gay Little Heartsは開局から20日目の登場ということになる。この頃はスタジオから生放送だったと思われるから、ビデオは残っていないな。

1957年といえば『スヰングジャーナル』でKeikoさんのドラムが賞賛された記事が載った前年。見事な演奏を披露したのだろうと想像する他無い。


K.M.さん、S.M.さん、情報ありがとうございました。お陰様でミッシングリンクがまたひとつ、埋まりました。

(了)

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