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帝王切開まで3日。自分の持つ弱さとの対面。

日曜日。
予定帝王切開まであと3日。

娘と一緒にお昼寝する前に、帝王切開のためのアファメーションオーディオをかける。

娘「どうしてこれかけるの?」

私「3日後の準備のためだよ。3日後、SくんとAくんが生まれるから。Sくんの頭が上向いてるでしょ、だからママお腹を切らないといけないんだ。赤ずきんちゃんのオオカミみたいに。」

娘「どうしてそんなことするの?痛いでしょ」

私「SくんとAくんが安全に生まれるようにだよ。2人が無事生まれてこられるように。」

ここから涙が止まらなくなった。

娘も泣きそうな顔で、でも世界で一番可愛い顔でこっちを見て、心配そうに、眠いのに、私の顔や頭を撫でてくれて、私もあなたは心配しなくて大丈夫だよ、ママも2人も無事に帰ってくるからねと娘の顔と頭を撫でながら、さっきようやく眠りについた。

そして、この涙で気づいた。

私は、お腹を切るのが、ただ怖いんだ。

下から産むことには怖さはないのに、そして勇気も根性もあると思っているけど、それでもお腹を切るのが怖い。

そんな自分の弱さと対面する。

逆子で双子で帝王切開の方が安全と分かりながらも、未だに自然の方がいいと思っている自分がいる。自然の方が、たとえ双子であっても逆子でも、私らしく自然に産めそうと感じている、未だに。

隣で眠る天使とお腹の中の天使たちのためにも。

ドクターと自分の体と双子の生命力を信じて、手術に臨みたい。

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