【全員】ナミビア①
前置きが長くなってしまった。
ひとつ前の話はこちら。
さっそくウィントフックの街中から、今夜のキャンプ場「オシャーナ・キャンプ場」を目指します。途中のソリティアはアップルパイが有名なのですが、行きは夕日に間に合わなくなるのでガソリンを入れるだけ。
街を出発してすぐに、猿を発見。
んで、その後すぐに警察の検問があり、いきなり捕まった。
まずは
「STOP」位置にあまりにもうるさい。
「止まれよ!(止まっている)ここだよ!はみ出してる!(はみ出していない)もっと前に出せ!(どっちやねん)ぴったりにしろ!(どんだけ)ルール守れ!」
と、世界一マナーに厳しい国から来た私たちに命令する警官。
この時点で、こいつ難癖付ける気だなぁ~とは思った。でも、けん銃とか出て来たら困るから指示に従う。
そこにいたのは、警察官1名と警備員1名。
私たちに指摘してきたのは、後部座席のシートベルト未着用。
ドライバーと着用してなかった本人がおろされる。助手席にいた私は「通訳です!」とついて行った。
まず、この警官は薬か酒で目が決まっいて、英語の文法もおかしく聞き取りづらい。
隣の警備員は「おやびん!へへっ!」って言いそうな感じ。
警官:パスポートよこせ。お前が通訳?
私:そうだよ
警官:シートベルトは何のために付ける?
私:命を守るためでしょ
警官:だよな?日本は罰金いくらなの?
私:後部座席の罰金は無いよ
警官:お前、俺に嘘ついたな?
私:ついてないよ
警官:まあいい。どこから来た?
私:ウィントフックから
警官:俺がこのノートに書いたら、お前たちは街に戻って罰金2万円払う必要がある。
私:(出たよ…)
警官:聞いてんのか?あ?
私:聞こえてる。それで?
警官:お前たち次第だ
私:どうすればいいわけ?
警官:それは、お前たち次第だ
私:通訳するわ
~ 3人で相談 ~
結論、後部座席のシートベルトで2万の罰金は嘘だろう。でも、万が一本当だった場合に街に戻るのは嫌だ。この警官に払いたくないけど、5,000円スタートで交渉しよう…となった。
私:あなたに払えば良いってこと?
警官:まあ、そう言う感じかな。
私:いくら?
警官:いくら出せるの?
私:5,000円(実際はナミビアドル)
警官:・・・。
警備員が誰かに電話をかける(たぶん演技)
警官:おい!ちょっと待て!交渉中だ!
私:(はぁ… なんだこのコント)
警官:で?どうするんだ?
私:足りないってこと?
警官:・・・
私:私たちね、こっちに住んでるナミビア人の友達に会いに来たの
警官:!?
私:5,000円で行かせてくれない?
警官:良いだろう
警備員:もう一回パスポートよこせ!
友人:(渡す)
警官:(番号をメモろうとする)
私:ちょっと!もういらないでしょ!
警備員:(うろたえ)
警官:ちっ!返してやれ!
私:6,000円払うからもう行かせて!
結局、6,000円払って「気をつけてね~♪」と言う2人組の声を無視してその場を後にしました。
シートベルトをしていなかったのは、こちらの落ち度です。が、その後、何度もタクシーに乗ったがどう考えても誰もしていない。
いきなりのカツアゲ警官に辟易しました。
彼らを後にして、しばらくして私が
「怖かった―――!ムカつく!」と言ったら
みんな揃って
「怖かったねぇぇぇぇ!!」となった。
ああ、怖かったよ。
私は毅然としていなきゃいかん!舐められちゃいけないと思って、攻撃的に捉えられないように、それでもキリッと目線を外さずに交渉したけど怖かった。
一定ラインで、
諦めて街に戻ろうと思っていた。
こっちは、筋肉マッチョ1名とムエタイ選手1名だから、力だけなら勝てるけど相手が拳銃持ってたらマズイ。こっちには、車の中で待っているもう一人女子がいるのだ。
あとは、本当に難癖付けられて逮捕されたら困る。私たちには、砂漠で夕日とか朝日とか見る計画があるのだ。
全部含めて
すごーーーくムカつく出来事でした。
嫌だけど対策として
・現金持ってた方が良い
・もっと安値から交渉してみてほしい
・友人がいると早くに言う
チャレンジした方がいたら教えてくださいm(__)m
その後は、順調に変わって行く景色を眺めながらひたすらひたすらドライブ。
途中で、オリックスとかイボイノシシとか、ミーアキャットとかジャッカルとかデザートフォックスを見た。
リアルサファリパーク。
道路が広すぎて、動物に近づけない(近づいちゃダメ)ので写真が無い(笑)
街に近いところは、まだ草木が生い茂っていましたが、離れて南下して行くにつれて何もなくなっていきました。
砂埃も凄くて、後にトランクの中が砂だらけ…
前のゆっくり車を抜かすのも大変だし、反対車線から小石が飛んでこないかヒヤヒヤする。
所々、タイヤを取られそうになる砂利道が多いので、気を付けてください。ハンドルを小刻みに左右に振ると良いようです。
途中でソリティアのガソリンスタンドに寄って、トイレ休憩。
さて、この日の目的地であるキャンプ場の向こうには、デューネ45(デューネ=砂丘)があります。実はそこで夕日を見たいと思っていましあるが、ここで間に合わないことが確定。
この日の日の入りは、19時45分。
キャンプサイトへの到着予定時間は、19時半。
キャンプサイトからデューネ45までは30分以上かかる… と言うことで、諦めて違う砂丘へ行くことに。
行った先は、キャンプサイトのすぐ横にある「Elim Dune(エリム・デューネ)」と言う砂丘。夕日が沈み切る前に、ダッシュで駆け上がる。
ダッシュしているつもりが、全然上がっていかず(笑) 砂に足が取られて歩きにくい…
初の砂丘を堪能した後は、暗闇になる前にキャンプ場にチェックイン。
テントを建てなきゃ寝られない!
お腹もすいているので、BBQ検定持ってる友人を火おこし担当にして、初テントを立ててとりあえず寝床を確保。
各キャンプサイトに電気、BBQコンロ、トイレ、シャワー、洗面台、屋根がついてて快適。車を横付けできて安心。
猫が近づいてきたかと思ったら、キツネ。
可愛すぎる。
翌日は、朝5時に「セスリム 2nd ゲート(Sesriem 2nd Gate)」が開くので、それを待ち構えて本丸のソーサスフレイ(Sossusvlei)へ30-40分でダッシュして行く。
朝日に間に合うように!
と言うことで、キャンプサイト到着20時半。
長かった一日が幕を閉じました。
明日は、この度のメイン(はやい)となる砂丘地帯に行きます。
ナミビア旅行記
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2日目もお楽しみに!!
非営利環境活動団体 MORE企画
代表 白井ゆみ(シライユミ)
PADI 公式アンバサダイバー
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