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障害者だって恋もしたい!セックスもしたい! 性のエンタメから見る障害者✖️セクシュアリティの今

季節の変わり目で風邪など流行っていますが、お元気ですか?
絶賛肩こり悪化中のあぽーです。

今回は、8月29日に行われた、第9期第5回の講義をお届けします。

🔻アーカイブはこちらから、ご覧いただけます!🔻



講師紹介

ショウ先生
・はんどめいど倶楽部代表

ショウ先生のXのアカウントはこちらです。

障害者だって恋もしたいセックスもしたい

見出しになっている『障害者だって恋もしたいセックスもしたい』という言葉は、ショウ先生が経営しているはんどめいど倶楽部のキャッチコピーです。

この社会にはアングラやサブカルといった陰のあるような文化をも楽しめる余白があるものの、障害を持っている方はそのような陰を感じる部分への社会参画が難しくなっている現状があります。

元々介護福祉士として仕事をしていたショウ先生は、利用者の方々からアングラやサブカルに関する文化に触れることができないといった悩みを聞くことが多かったそうです。

健常者はそんな少し陰のある文化を当たり前のように楽しむことができるのに、障害を持っているというだけで同じように楽しむことができないという現状に、

と思い、障害者をアングラやサブカルに繋ぐような振り切ったサービスをしたいというコンセプトのもとに生まれたのが、障害者専門デリバリーヘルス『はんどめいど倶楽部』でした。

そのためはんどめいど倶楽部は、お客さんからの要望があれば、性的なサービス以外でもできる限り叶えるというスタンスで運営しているそうです。

🔻ショウ先生のブログはこちら🔻

(ショウ先生がはんどめいど倶楽部を運営する中で起きたケーススタディや面白かった話などがまとまっているブログです。)

今でこそ、障害者専門のデリバリーヘルスとして運営されている『はんどめいど倶楽部』ですが、最初は性風俗店としてのスタートを考えていなかったとショウ先生は語ります。

『エロ要素』などは一切なく、今よりももっと福祉に寄った、いわゆる生活介助サービスのような形で始めたそうです。

しかし、お客さんにアンケートをとった結果、

という要望が多く出てきました。

それを受け、

と思い、今の形のはんどめいど倶楽部が出来上がりました。

当初は、重度の身体障害を持った方に対するニーズしか想定していなかったものの、業態変換をして蓋を開けてみると、手足の一部欠損や松葉杖をつけば歩ける軽度の障害をお持ちのお客さんも多くて、

「なんで一般的なお店にも行けるのに、値段の高いうちに来るんだろう?」

と不思議に思ったそうです。

疑問を深堀りしてみたところ、その要因は身体障害によるハード面での困りごととは違ったところにありました。

心のバリアフリー

はんどめいど倶楽部を利用されるお客さんが一般的なお店に行くと、

という空気を感じる方が多いそう。

それは障害の程度が重度であっても軽度であっても変わらないようです。

スキンシップを楽しみに来たのに、キャストの方との間に流れる冷ややかな空気をどうしても感じてしまい、楽しみきることができない。

一方、はんどめいど倶楽部では、最初から障害を持ったお客さんが来ることが前提なので、キャストの方も分かった上で接客を行なっています。

ちょっとした店側のマインドの違い、それだけで嬉しいという声をお客さんから頂いた時に、

だということに気づいたとショウ先生は教えてくれました。

オープン当初は『障害者”対応”』という看板を掲げてやっていたけれど、心のバリアフリーの存在に気づいてからはマイナーチェンジをして『障害者”専門”』という看板を掲げています。

ニッチな方向に進んだ結果、マネタイズや広報の難しさは生まれたものの、その分開業当時よりもお客さんに安心を感じてもらえるようになったそうです。

お客さんとキャストの交際もOK!?

ここからはショウ先生に実習生からの質問に答えていただきました。
その中からいくつか抜粋して掲載します!


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