
多様性への配慮に葛藤する学校の先生たちへ 「子どもに向き合う」ために必要な視点とは?
皆さんこんにちは。
もあふるオンライン教育実習のうみです。
2023年もみなさんと一緒に楽しく学んでいきたいと思います。
さて、今回はもあふるセクシュアリティ教育プログラム第5期第5回の講義です。
今回の講師はへいなか先生こと安部顕先生です。
講師紹介
安部顕(へいなか)先生
・元法務教官
・公認心理師
先生は長年、非行少年や障がいのある子どもたちと関わってこられました。
今回はそのなかで培ってこられた、「人と向き合うときに大切な考え方」についてお話しいただきます。

正義と悪
物事にはさまざまな側面が存在します。
1つの事象によって救われる人もいれば、悲しむ人もいます。
たとえば、あなたに瀕死の家族がいたとします。
医者が心臓移植手術を成功させ、家族の命が救われました。
この医者はあなたにとってどんな存在でしょうか?

あなたにとって医者は正義となるでしょう。
しかし、その心臓が人身売買によって入手されたものだとしたら…。
心臓を奪われた人とその家族にとってはこの医者は悪です。
この「医者」という存在に正義と悪が同時に発生していることが分かると思います。
「正義と悪は視点と文脈によって変わります。」
へいなか先生は、この視点が人と向き合うときに大切な視点だと言います。
どういうことなのでしょうか?
おきょん先生のすごさは○○力にある!
第4回おきょん先生の講義で授業実践の様子を見せていただきました。
Q: おきょん先生の実践のすごさ、それは何でしょうか?
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