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『モアレコスタッフがそれぞれ選ぶ2024年のこの5枚』

こちらではスタッフが個々に選んだ2024年の5枚をご紹介します!


2024年に人気だった作品をモアレコ独自の年間ランキングはこちら。

『more records ALBUMS OF THE YEAR 2024』



橋本(tak)編


Fabiana Palladino 『Fabiana Palladino』

UKのヴォーカリスト、SSW、マルチ・インストゥルメンタリスト、プロデューサーであるファビアナ・パラディーノのセルフ・タイトル・デビュー・アルバム。

伝説的セッション・ベーシストのピノ・パラディーノの娘さんですが、お父さんもがっつり本気参加。1曲目からその凄さを遺憾なく発揮!
定期便候補でしたが、この低音の凄さを説明しながらおススメしたかったので店頭でおススメしてました。





SML 『Small Medium Large』

サックス奏者のジョシュ・ジョンソン、ベーシストのアンナ・バタース、シンセサイザー奏者のジェレマイア・チュウ、ドラマーのブッカー・スタードラム、ギタリストのグレゴリー・ユールマンによるクインテットデビュー作。
久しぶりにグッときたアンビエント・ジャズ。
複雑ながら聴きやすさも◎





Mustafa 『DUNYA』

ドレイクに見いだされ、ザ・ウィークエンド、カミラ・カベロ、ジャスティン・ビーバーらのソングライターとしても知られるトロントの詩人/シンガーソングライター、ムスタファのフルデビュー・アルバム。
Aaron Dessner、Rosalía、Clairoなど豪華アーティスト参加。
特に、Nicolas Jaarプロデュースの「Gaza is Calling」はラストの上げ方も含めて逸品。
ジャケットは取っつき難いかもですが中身は至高です!





Nilüfer Yanya 『My Method Actor』

ロンドン出身の才媛SSW ニルファー・ヤンヤが<Ninja Tune>と契約してリリースの3rdアルバム。
ジャケットからは想像できないロックよりでオルタナティブな熱いアルバム。「Call It Love」のようなバラード曲も捻りがあってバランス良い作品。





Dr. Dog 『Dr. Dog』

20年以上のキャリアを誇るフィラデルフィア出身の5人組 Dr. Dogの11枚目のスタジオアルバム。
Big Thiefの作品にも参加したバンドのリード・ギタリストの Scott McMickenがセルフプロデュース。
肩ひじ張らないローファイ具合にほっこり温かなメロディーが心地良い作品。





穴原(yuco)編


Rosie Lowe 『Lover, Other』

デュヴァル・ティモシーとのコラボも素晴らしかったロンドンのシンガー・ソングライター/プロデューサー、ロージー・ロウの『Lover, Other』!
小さなスタジオ・セットをスーツケースに詰め込み、ベルリン、バルセロナ、フィレンツェなどを旅しながら出会ったさまざまなサウンドやアイデアを、自由に、大胆にコラージュして制作されたオーガニックでグルーヴィーな音楽。ベス・ギボンスを思わせるダウンテンポなリード曲「Mood To Make Love」で完全にもってかれました!


「Mood To Make Love」~「Something」の流れが最高なベッドルームライブセッション!





Fievel Is Glauque 『Rong Weicknes』


NYブルックリンとベルギー・ブリュッセルのプログレッシブ・ジャズ・ポップ・デュオ、ファイベル・イズ・グロークの『Rong Weicknes』!
複雑なレコーディング・プロセスに挑んだ生々しくアヴァンギャルドな曲構成ながら、爽やかで洗練された雰囲気のポップ・ミュージックに仕立て上げられていて、聴くたびに新しい発見がある不思議の国の音楽🐰定期便にも選ばせてもらいました。「As Above So Below」は今年最もときめいた1曲!





Amaro Freitas 『Y'Y』


FRUE出演も話題だった、ブラジリアン・ジャズの伝統と革新を体現するピアニスト=アマーロ・フレイタスの『Y'Y』!
アマゾンの先住民や熱帯雨林 - 鳥のさえずり、水の流れ、葉のざわめき - などをモチーフに、プリペアド・ピアノや親指ピアノ、シャバカ・ハッチングスのフルートや、ブランディー・ヤンガーのハープ、ジェフ・パーカーのギターなどが繰り広げる、静寂と躍動のコントラストに満ちた、こころ震わす神秘的な音世界。ながら聴きを許さない没入しちゃう音楽!





Geordie Greep 『The New Sound』

活動休止を発表した Black Midi のギタリスト/ヴォーカリスト、ジョーディー・グリープがバンドと同時進行で制作していたソロデビュー作『The New Sound』!
個人的も好きなサンパウロのレーベルBalaclava Recordsのオーナーの人脈を通して集められた現地の熟練したミュージシャンとの邂逅によって、さらにスケールの大きなオルタナ・ロックを披露!ジョーディー・グリープの生き生きと楽しそうなオーラは、オーディエンスのひとりとして臨場感や高揚感を感じさせてくれます。まさに「The New Sound」!





CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN 『Tradition』

「四畳半トロピカリア」とでもいうべき音楽性で話題を集めるトーキョーのトリオ、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN の『Tradition』!
「ガンダーラ」を初めて聴いたときの興奮は余韻となって残っていて、2024年に待望のCDリリースで即買いです。「Tradition」のタイトルが匂わす伝統音楽のイメージと実験と革新で生み出されるカラフルなリズムやサウンド、箱庭的な空気感に気の抜けたヴォーカルなど、個人的な好みにバっっっチリはまりました!


年末に登場した畑下マユさんのニューアルバムも素晴らしかった!


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